Because it is already late. "緑" (ページ5)

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郁「はーい、ジャニーズWESTー」

「「「お願いしまーす」」」

郁「えーとね、今日歌ってもらうのは

『逆転winner』だね」

橙「えぇ、そうなんですよ笑」

緑「っ！？」

やばい、吐き気する

頭痛も治ってないんに、、。

郁「ではね、早速歌ってもらいましょう！

ジャニーズWESTで、『逆転winner』です。どうぞ！」

どんどん体調が悪化していく中、

収録は順調に進んで行く。

そうこうしているうちに、曲の前奏が流れ出した。

～～～～♪

「君が目にしてる世界それって本当かい」

今にも倒れそうな体を根気だけで支え

笑顔で歌う。

「やるならガンガン攻めようぜ逃げてちゃ将来だって後悔」

サビに来た時、今までに無い吐き気が俺を襲った。

緑「っ！」

どうしよ、この後アクロバットやのに

「どんな壁もどんな逆風も

怖く無いさきっときっと勝ちに行こう」

遂に間奏の部分が来た。

、、ごめん、これじゃ、でけへん。

橙「はっ？」

アクロバットをするシーンで、俺は、

そのまま、動かずに、その数秒が終わるのを、待った。

後ろを見いひんくても、ひしひしと感じられる視線。

ごめん、皆んな、、、ごめん。

「それぞれの瞬間が交わる未来」

皆んなは咄嗟に切り替えて、歌い出した。

その中に混じって俺も歌う。

そうや、

「忘れてた」って言い訳しよう。

皆んな怒るんやろな。

「舐めとんのか」って。

別に、それでもいい。

〔後で〕、頑張って歌って踊ったら、

この罪も帳消しに出来るやろう。

どうせ、［今日だけ］の事なんやから。