Because it is already late. "緑" (ページ22)

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#22 ページ22

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緑「水野さんっ、、たすっ、けて」

マ「、、どうしたんや、何が有った_____」

緑「聞こえへんっ、、なんて言った？なぁっ、なんも聞こえへんよ、

水野さん助けてっ、怖いっ、、怖いからぁっ！」

自分でもほんの少ししか聞こえへん。

俺、ちゃんと喋れてる？

すると、画面が真っ暗になった。

水野さんが電話切った。

なんで？俺の声、聞こえへんかったん？

なんも聞こえへんかったから電話切ったん？俺、声出てない？

マネージャー
：今からそっちに行く。
ちゃんと聞こえたから慌てるな。落ち着け。

緑「はぁっ、、はぁっ、、、はぁ、」

俺の左手には画面にひびの入ったケータイ。

、、もし、神様がほんまに存在するんなら、

なんでこんな事になったんか聞いてみたい。

やっとの想いでデビューをして3年目。

それなりにお仕事もさせて貰えてるし、毎日充実してた。

_____やのに、なんで？

緑「、、、あ"ぁ"ぁ"あ"あ"あ"あ"！！」

力に任せて手を動かせば、

棚や机の色んなものが床に打ち付けられる。

カシャンッ

ほんのちょっとだけ何かが割れる音がした。

俺は、まだ、音が、

_____聞こえる。

いつ聞こえんくなるか分からんくなって、

でも、ほんのちょっと聞こえてて、

俺はまだ聞こえるんやっていう保証が欲しくて。

そこら辺にあった物を手当たり次第投げつけた。

この部屋の色んな所で音が聞こえる。

その事に安心して、音が無くならへん様にまた投げて。

カシャーン

、、もっと

パリン

もっと

ガシャーン！

もっと_________

マ「おい！神山！辞めろ！」

緑「、、、へ？」

急に肩が重くなって、目の前には水野さんが居った。

冬にも関わらず額に汗が浮かんでいる水野さん。

ふと周りを見回せば、

俺の家はめちゃくちゃになっていた。