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俺達が睨み合ったその時、背後からそれを咎める老人の声が聞こえてきたんだ。

??「やめねぇか相良…何を争ってやがる…ん?」

相良「…あぁ?なんだぁ…てめぇ…」

??「なんで若返ってるんです…?」

何故か老人は俺の顔を見てとんでもなく驚いた顔をした

相良「はぁ…?」

楓生「久我の親父!こいつは…」

相良「…は?久我…!?」

久我「相良の兄貴…!俺ですよ…久我です、久我虎徹です…!なんで若返ってるんです…!?」

相良「…は…?」

楓生「ちょっ…ちょっと待って下さい、親父、ってことはこいつは…」

久我「相良、自分の祖父をこいつ、何て言うもんじゃねぇ…。」

ちょっと待て頭が痛くなってきたぞ、何なんだこれは

久我「兄貴…久しぶりに事務所に来てもらえませんか?」

そう言って笑う老人は確かに久我の面影をどこか残している。この有り得ねぇ事態から脱却するにはそうしたほうが良さそうだと直感的に感じた俺はその誘いに応じた。
街並みはやはり少し違っていたが、事務所につくと内装は大して変わっていなかったが、構成員は知らねえやつだらけだった。

応接室に通された俺は事の次第を久我に馬鹿にされるかもしれねぇと思いながらも説明した。
すると、久我は少し考えたあとこう切り出した。

久我「今目の前にいるのは間違いなく昔の兄貴だ…その時点で驚きなんだ、もうこれ以上驚くことはないですよ…。」

相良「へっ…そうかよ…」

久我「お気づきでしょうが相良楓生は姉貴と兄貴の孫になります…兄貴は未来へ来てるって事ですよね?でしたら自分に会いに行けば帰り方もわかるんじゃないでしょうか?ちなみに今俺は74歳なので…兄貴は…」

年齢の事となると気まずいのか、久我は少し口を重たさそうにした。

相良「その口ぶりだと俺生きてんだな。80だろ…わかってんだよ。」

久我「兄貴はもう年齢で極道引退されてますから…ご自宅に行けば会えるかもしれません。」

80過ぎじゃ無理もねぇ。久我にアポを取らせ、俺はその話を聞くと俺が住んでいるらしい自宅へ訪れた。
すると出迎えたのは如何にも俺とAを合わせたような顔立ちの50代手前くらいの女だった。

??「え、えぇっ…この人本当に父さんなの…!?」

と、心底驚いた顔で言われた。

3→←〜タイムスリップした〜 相良夢/微甘 ボカロパロ注意



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ひなえ(プロフ) - ゆうさん» 読んで頂きありがとうございます! (2022年11月1日 21時) (レス) id: a16a1e4961 (このIDを非表示/違反報告)
ゆう - 相良さんのプロポーズ最高です!!!!!!! (2022年11月1日 21時) (レス) @page39 id: 945705f77e (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ひなえ | 作成日時:2022年7月28日 16時

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