続きです ページ35
「ごめんごめん…」
優美「…って…お隣の方は…」
優美(何よこのドチャクソイケメンは!?)
「う、うん…彼氏の…こっ…康明さん」
優美「何デレデレしてんのよ…」
「え、えぇー…えへへ…」
交際して半年、一条が恋人である事…それだけでもデレデレとしてしまっているAは人に言われると更にデレてしまう為、少し吃りながら答える。
優美「まったくもー…。はじめましてーAの友達の優美です」
一条「どうも」
一条はお得意のカタギ向けスマイルに表情を切り替え、友好的な態度に徹する。
優美「てかA、彼氏いるなんて聞いてないんだけど!教えてくれたら良かったのに…。おいくつなんですか?」
一条「俺?29だよ。」
優美「…A…あんた…」
「?」
優美「どこでこんなイケメン捕まえてきたの!?そんで9歳上!?羨ましすぎるんだけど!?」
Aがその言葉に苦笑いを浮かべていると、あまり聞きたくない声が聞こえてきた。
朝倉「あれー?Aに優美じゃない。」
「あ…」
優美「げ…朝倉…」
一条(仲良し…ってわけじゃないな)
一条「友達?はじめまして、Aの彼氏の一条です」
ならばと二人の間に立ち、険悪気味な空気を抑えようとした…が、それがどうやらいけなかったようだ。
朝倉「…は!?Aの彼氏…!?」
優美「朝倉…何の用よ?」
「久しぶり」
(この子…苦手なんだよなぁ、学生の時私が殴るのNGなのを良いことにわざとぶつかってきたりした子だし…)
朝倉と呼ばれたAの同級生は、一条を見てから彼氏と聞くなりブラックコーヒーの缶を握り潰さんばかりの勢いで握った。
朝倉(何されてもヘラヘラしてるばっかの奴にこんなイケメン彼氏!?そんなわけ無い!…そうだ)
朝倉は一瞬ニヤリと笑い、こちらに近付いてきた。
朝倉「はじめましてーきゃっ…」
そしてわざと躓いて見せると、手から滑ったふりをしてコーヒー缶を投げ付けた。
だが、その企みに一条が気が付いていない…というわけもなく
コーヒーが溢れるより先にコーヒー缶を空中でキャッチした
3人「!?」
一瞬の出来事に3人が理解が追いつかず呆然としていると、体制を整えた朝倉に一瞬冷たい目を送りつつも、すぐに取り繕う。そして一条は何でもないかのように
一条「3人とも大丈夫?汚れてない?」
三人「は、はい…」
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ひなえ(プロフ) - ゆうさん» 読んで頂きありがとうございます! (2022年11月1日 21時) (レス) id: a16a1e4961 (このIDを非表示/違反報告)
ゆう - 相良さんのプロポーズ最高です!!!!!!! (2022年11月1日 21時) (レス) @page39 id: 945705f77e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ひなえ | 作成日時:2022年7月28日 16時