検索窓
今日:28 hit、昨日:42 hit、合計:26,311 hit

続きです ページ35

「ごめんごめん…」

優美「…って…お隣の方は…」
優美(何よこのドチャクソイケメンは!?)

「う、うん…彼氏の…こっ…康明さん」

優美「何デレデレしてんのよ…」

「え、えぇー…えへへ…」

交際して半年、一条が恋人である事…それだけでもデレデレとしてしまっているAは人に言われると更にデレてしまう為、少し吃りながら答える。

優美「まったくもー…。はじめましてーAの友達の優美です」

一条「どうも」

一条はお得意のカタギ向けスマイルに表情を切り替え、友好的な態度に徹する。

優美「てかA、彼氏いるなんて聞いてないんだけど!教えてくれたら良かったのに…。おいくつなんですか?」

一条「俺?29だよ。」

優美「…A…あんた…」

「?」

優美「どこでこんなイケメン捕まえてきたの!?そんで9歳上!?羨ましすぎるんだけど!?」

Aがその言葉に苦笑いを浮かべていると、あまり聞きたくない声が聞こえてきた。

朝倉「あれー?Aに優美じゃない。」

「あ…」

優美「げ…朝倉…」

一条(仲良し…ってわけじゃないな)
一条「友達?はじめまして、Aの彼氏の一条です」

ならばと二人の間に立ち、険悪気味な空気を抑えようとした…が、それがどうやらいけなかったようだ。

朝倉「…は!?Aの彼氏…!?」

優美「朝倉…何の用よ?」

「久しぶり」
(この子…苦手なんだよなぁ、学生の時私が殴るのNGなのを良いことにわざとぶつかってきたりした子だし…)

朝倉と呼ばれたAの同級生は、一条を見てから彼氏と聞くなりブラックコーヒーの缶を握り潰さんばかりの勢いで握った。

朝倉(何されてもヘラヘラしてるばっかの奴にこんなイケメン彼氏!?そんなわけ無い!…そうだ)

朝倉は一瞬ニヤリと笑い、こちらに近付いてきた。

朝倉「はじめましてーきゃっ…」

そしてわざと躓いて見せると、手から滑ったふりをしてコーヒー缶を投げ付けた。
だが、その企みに一条が気が付いていない…というわけもなく
コーヒーが溢れるより先にコーヒー缶を空中でキャッチした

3人「!?」

一瞬の出来事に3人が理解が追いつかず呆然としていると、体制を整えた朝倉に一瞬冷たい目を送りつつも、すぐに取り繕う。そして一条は何でもないかのように

一条「3人とも大丈夫?汚れてない?」

三人「は、はい…」

最後です→←〜名前を呼ぶ日〜 一条夢/甘



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.3/10 (12 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
37人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

ひなえ(プロフ) - ゆうさん» 読んで頂きありがとうございます! (2022年11月1日 21時) (レス) id: a16a1e4961 (このIDを非表示/違反報告)
ゆう - 相良さんのプロポーズ最高です!!!!!!! (2022年11月1日 21時) (レス) @page39 id: 945705f77e (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:ひなえ | 作成日時:2022年7月28日 16時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。