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〜飲み会〜 小峠ver夢/甘 【同棲前設定】 ページ30

今日は恋人のAから
「会社の人と打ち上げやることになったから今日は遅くまで家にいないよー」
という一言。打ち上げ自体はなんとも思わない。会社員をしていればそういう付き合いも大切なのだろう。
だが問題はその次だ。夜は危ないから近くまで迎えに行くか?と聞いたところ「大丈夫だよー」
とのことだが…彼女が大丈夫、というときは大体嫌なことが起こる前兆のようだったので、正直かなり心配だった。

心配のあまりスマホを片手にそわそわしていると、近くで刀を手入れする和中に声を掛けられた。

和中「華太、どうした?顔色が優れんぞ」

小峠「すみません兄貴…少し調子が…」

和中「可惜身命…、休むことも大切だ。残りの仕事は俺が片しておこう。早く帰るといい。」

小峠「すみません…ありがとうございます。」

和中の言葉に頭を下げ、Aの家まで歩く。すると道中ですぐに見覚えのある人影が飲み屋から出てきた。ただし複数人と共に。

小峠(人が大勢いるのか…声を掛けたら恥ずかしがられちまうか…?)

小峠は極道であることを抜きにしても、会社の人の前で恋人に声をかけられるのは恥ずかしいだろうと、少し物陰に思わず隠れてやり過ごそうと遠くから見守ることにした。

後輩「A先輩っ!他にも聞かせてくださいよー」

「えーもう、欲しがりやさんめー。」

子犬のように目を輝かせる女の後輩とAが何やら楽しそうに話している。男性は男性同士で固まっていた。
恋人は自分の関与しない世界でどんな人と関わりどんな会話をしているのか、気になるのは大体の人間に当てはまるものではないだろうか?
束縛こそしないがやはり小峠も気になって仕方がなかった。
なのでこっそりと耳をそばだててしまう。

「他にはねぇ…いつも夜遅くなる時は送るかって声を掛けてくれたり、風邪ひいたときとか熱心に看病してくれたり…」

後輩「めっちゃ素敵な彼氏さんじゃないですか〜♪」

小峠「!」
小峠(俺のことを話してるだと…!?)

「そんでねぇ眼鏡かけてるのもいいけど、外してるのも好きなんだぁ〜…。見えないからって寝てるとき以外ずっと掛けててちょっと残念なんだけどねー。でも、私にはもったいないくらいカッコいいんだよぉ」

小峠(…!)

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ひなえ(プロフ) - ゆうさん» 読んで頂きありがとうございます! (2022年11月1日 21時) (レス) id: a16a1e4961 (このIDを非表示/違反報告)
ゆう - 相良さんのプロポーズ最高です!!!!!!! (2022年11月1日 21時) (レス) @page39 id: 945705f77e (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ひなえ | 作成日時:2022年7月28日 16時

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