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源十郎「大丈夫だろう。その子は父親譲りで頑丈だから」
(何言ってくれちゃってるんですか!?)
一条の期待しているという言葉は嘘や冗談ではないのだろう。期待してもいなければ熱心に色々なことを教え込む筈が無いのでそれはAも痛いほど分かっていた。
一条「ついでに特別に地元で伝説になった一条パンチも伝授しようか?」
「一条パンチ…?」
一条「顔破壊は勿論、人間を縦5回転はさせられるパンチだ。」
「…それは、私には無理です…兄貴。」
一条「なんで?」
「なんでって…多分それは兄貴だから出来るものかと…」
(もしそのパンチ受けて覚えろとか言われたら…。私、憧れの兄貴に殺されたくないです。)
一条「そうか…」
(なんでちょっと残念そうなの…!?)
「わ、私ちょっとお手洗いに…」
Aが少し御手洗に行って戻ると、一条と源十郎が何やら話しているのが聞こえてきた。
源十郎「…あの子は自慢の孫なんだよ、一条くん」
一条「…よく存じております」
源十郎「あの子の母は有名な発明家であり職人だった。極道の家系でなければAにはその道もあったろうな…。」
一条「源十郎殿…。」
源十郎「だがな一条くん、一家の血筋を持つあの子がもしカタギとして生きようとしても世間はそれを良しとせずあの子を拒むだろう」
一条「…それは、そう思います」
源十郎「儂が死ねば、身内のいないあの子は独りになってしまう。極道は修羅の世界だ。孫にまで死なれるのは辛抱ならん。そのためにも立派な剣士になってほしい。」
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ひなえ(プロフ) - 黄昏さん» 読んでいただき、ありがとうございます!亀更新ですがこれからもよろしくお願いします。 (2022年7月6日 14時) (レス) id: a16a1e4961 (このIDを非表示/違反報告)
黄昏 - 初めまして、「私、気が付いたら極道でした」を読ませて頂きました。とても、面白くて続編を楽しみにお待ちしております。 (2022年7月6日 3時) (レス) @page26 id: 7ec4680236 (このIDを非表示/違反報告)
みたぞの(プロフ) - オリ/フラ立ってますよ!!続編作ってもフラグのチェックが入ってしまいます!!確認して外して下さいね!! (2022年6月29日 22時) (レス) id: 5dcad8042f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ひなえ | 作成日時:2022年6月29日 18時