微※（Ｂ）〜原因は頑張り過ぎ〜 ジェイク ページ7
ジェイク「ちょっと飲み過ぎじゃない？」
そこは２人が出会ったバーではなくとある安居酒屋で、グビグビと酒を飲む真美に対してジェイクは苦笑いで声を掛ける。
安居酒屋といっても作りは良いものになっており、簡易的な長いカーテンのようなもので覆われており、外から２人の様子を窺うことは出来ない作りになっている。
「飲まなきゃやってられん…」
ジェイク(急に飲みたいって言うからまあ何かあったんだろうなーとは思ったけど…)
「ゔー」と唸りながら顔を真っ赤にして机に突っ伏すその姿は、肝臓がどうなってるのか？と疑問に思う程酒に強い真美が見せるのは実に珍しい。
ハイスピードで飲んでいるのに加え、常人ならば既に何度も吐きまくっているか、最悪アルコール中毒を起こしてもおかしくない量の酒を飲んでいるのだから無理もない。
ジェイク「ほら、何かあったなら聞くからとりあえず自棄酒やめなって」
ジェイクは真美が手にしていた残り少なくなったグラスを優しく取り上げるが
「私のお酒…」
ジェイク「もーしょうがないなぁ…。でもハイスピードで飲み過ぎだからゆっくりね」
むぅと不貞腐れた顔をする真美にジェイクは呆れたように笑いながらグラスを返す
「ん…」
ジェイク「で、どーしたのさ？」
「……」
ジェイク(あー…これはアレか。特にコレ！って事があったんじゃなくて溜め込み過ぎちゃったやつね？)
ジェイクと真美は同じ組織ではないため、京極組の面々と比べれば付き合いは浅いものかもしれないが、１人の人として、女性として、恋人として真美の事はよく見てきた。
だからこそ、飲むだけ飲んで何も言わない真美を見て事の次第を悟った。
ジェイク「僕ちゃん京極組どころか極道じゃないし、詳しい仕事風景は分かんないけどさぁ、真美はすごく頑張ってると思うよ？」
ジェイクは机に突っ伏した真美の頭をそっと撫でる。
「そんなこと…」
ジェイク「そんな事あるって、だってこの間は仕事のために英語話せるようにならなきゃーとかで眠そうなの堪えて頑張ってたじゃん」
実は数か月前、武器の新規密輸ルートを確保するための交渉、というシノギを任された真美は、英語などまったく話せないためにジェイクに英語を教えてもらった事があった。
人間は苦手な事を前にすると(又はストレスを掛けられると)脳はそれを回避するために眠くなる。
ジェイクの帰れない日は１人リスニングをしていたのだろう。
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ひなえ(プロフ) - みぃさん» はじめまして！ありがとうございます！ＢはＡ、Ｃとは違い報われなかった片思いを引きずっているちょっと影がある女性として書いていますので、喜んで頂けたのなら幸いです😆 (12月30日 6時) (
レス) id: a16a1e4961 (このIDを非表示/違反報告)
みぃ(プロフ) - の、野田の兄貴が...めっちゃいい！ なんかちょっと切なくてめっちゃ好きです〜！！ (12月30日 3時) (レス) @page29 id: 8a88aac5da (このIDを非表示/違反報告)
ひなえ(プロフ) - ゆずさん» ありがとうございます！私の一番の推しは一条の兄貴です😊産後にバグ大を知ったキッカケでもありましたので☺️ (12月14日 21時) (レス) id: a16a1e4961 (このIDを非表示/違反報告)
ゆず(プロフ) - 新作おめでとうございます！以前から気になっていたのですがひなえ様の推しキャラって誰なんでしょうか？😌 (12月14日 21時) (レス) id: 69150dbb82 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ひなえ | 作成日時：2023年11月28日 1時
