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だがいざ前にした雛乃は、僅か齢２３で重すぎる程の責任を背負って生命を救い、看護師や手伝いの休息を一番に考える…生半可な気持ちや覚悟で務まるものではない。
鵺兄(大したものだ…だが…)
「では、私は…っ！？」
鵺は立ち去ろうとする雛乃の肩を掴むと
鵺兄「ゴミ捨ての場所を教えてくれ、あと洗濯物の干してある場所としまう場所もだ」
「えっ？」
鵺は椅子にかけられたブランケットを羽織らせるように雛乃の肩に掛けたのだ。
鵺兄「俺がやっておく、少し休め」
「おっ…お気持ちはありがたいのですが、銀田さんのところに戻らなくてよろしいのですか？」
鵺兄「心配せずとも、栄山様は今安全な場所に居られる。鵺家当主として一族の者が世話になっている礼もしたい。
それに顔色も良くない…どうか少しでも休んでくれ」
雛乃を見つめる目は真っ直ぐで、微かながらその表情は心配そうだった。
(そんなに分かりやすいのでしょうか…私もまだまだ未熟ですね…)
「…ではお言葉に甘えて少しだけお休みさせていただきますね」
雛乃は躊躇ったが、鵺の厚意に甘えさせてもらうことにした
ゴミ捨て場の場所、洗濯物を干している場所と鍵の場所、しまう場所を説明し、雛乃はストンと椅子に腰掛け机に伏すと
「…」
本当に疲れが溜まっていたのだろう、睡魔に襲われ気絶するかのように瞳を閉じていた。
やがて、洗濯物もゴミ捨ても終えた鵺が事務室へと音も立てずに戻ると
鵺兄「む…」
近くにある外線の固定電話が鳴り始めた。
鵺兄(起こしてはならん…)
と、考え鵺はその電話を取る。
鵺兄「もしもし」
バース「むっ…！？その声は鵺の兄か」
智也「えっ…兄者！？」
その電話の主は氷誕屋…バースからで、近くから弟の智也の声が聞こえてきた。
バース「雛乃はどうしたんだ？」
鵺兄「雛乃は……」
バースの問いに隣のデスクでスヤスヤと眠る雛乃をチラリと見ると
鵺兄(起こしてはならんからな…)
鵺兄「俺の隣で寝ている」
バース、智也「！！！？？」
〜おまけ〜
別の日、鵺は患者として雛乃の元を受診した
鵺兄「最近、時折胸が痛くなったり苦しくなったりして困っている」
「まぁ…！それは大変ですね、まずは検査しましょう」
(まさか心臓病？心筋梗塞？いえ、憶測でモノを言うべきではありませんね)
⚠全く違います。
小ネタ＆お知らせ→←（Ｃ）〜似た者同士？〜 （初！）鵺（兄）
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ひなえ(プロフ) - みぃさん» はじめまして！ありがとうございます！ＢはＡ、Ｃとは違い報われなかった片思いを引きずっているちょっと影がある女性として書いていますので、喜んで頂けたのなら幸いです😆 (12月30日 6時) (
レス) id: a16a1e4961 (このIDを非表示/違反報告)
みぃ(プロフ) - の、野田の兄貴が...めっちゃいい！ なんかちょっと切なくてめっちゃ好きです〜！！ (12月30日 3時) (レス) @page29 id: 8a88aac5da (このIDを非表示/違反報告)
ひなえ(プロフ) - ゆずさん» ありがとうございます！私の一番の推しは一条の兄貴です😊産後にバグ大を知ったキッカケでもありましたので☺️ (12月14日 21時) (レス) id: a16a1e4961 (このIDを非表示/違反報告)
ゆず(プロフ) - 新作おめでとうございます！以前から気になっていたのですがひなえ様の推しキャラって誰なんでしょうか？😌 (12月14日 21時) (レス) id: 69150dbb82 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ひなえ | 作成日時：2023年11月28日 1時
