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サイは真美の眼前に立つと少し屈んで人差し指で真美の顎を持ち上げ、強引に目を合わせさせた

サイ「黒薔薇…いえ、真美、アナタの事は欲しくなっちゃったの。それこそどんな手を使っても」

「な、にを…」

サイ「そんな顔もするのね、可愛いわ!」

目を丸くして衝撃を受ける真美の顔を見たサイは歓喜の声を上げ、自身の頬に触れながら涎を垂らす。

サイ「でもアナタは簡単に手に入れられる口じゃないでしょ?だから、アナタが帰宅した瞬間に爆発が起こるように細工しておいたの」

「っ…!?」

サイの言葉により、帰宅した瞬間に謎の爆発に吹き飛ばされた記憶が蘇る。

サイ「あれ仕掛けるのちょっと大変だったのよ、掛かってくれて嬉しかったわ」

(違う…こんなの私の知ってるサイさんじゃない…確かに爆殺を好んでたり、人間爆弾やるようなヤバい人ではあるけど…でも…!)

嬉々として息荒く語って涎を拭うサイに真美は愕然とする。

「なんで、こんな事を…!」

真美はこれは夢か何かだと思いたかった。

サイ「なんで…ですって?」

しかし、サイから表情が消える。


サイ「アナタが悪いのよ、真美」

「え…?」

何の事かも分からず、聞いたことのない低い声に驚いた真美が間の抜けた声を上げると

サイ「男なんか作ろうとするからだろうが!」

「あがっ…!」

別人かと思う程の低い声でサイが怒鳴って首を掴むと、そのままベットに乱暴に押し倒したのだ。
そう、たしかについこの間飲みに行った際、街で偶然出会って声を掛けてきた男性が割とタイプで連絡先を交換した、とい話をした。

サイの持ち合わせていた狂気はそれをトリガーに制御不能になったのだ。

サイ「私ね、アナタの事ずっと好きだったの。そのハスキーな声も、さっぱりした性格なのも、すごい負けず嫌いなところも…だってそういう子程泣かせ甲斐があるじゃない?」

「うっ…ぐ…」

サイ「なのにアナタときたらオリオンさんと2人きりで飲みに行って…それもあんなに楽しそうに。挙げ句、あの日は私はアナタに気持ちを伝えたくて呼び出した。なのに好きな男…?ふざけんのもいい加減にしなさいよ」

手錠に怪我、足枷によって抵抗できず意識が飛びかけると

「ゲホッ…ゲホッ…」

サイ「あぁ…死なれたら元も子もないものね、殺しはしないから安心なさい」

サイはゆっくりと手を離す。

「……な…」

3→←※&★(B)〜好きだったから〜 サイ ⚠構成員設定、暴力、狂気、ヤンデレ超注意!



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ひなえ(プロフ) - みぃさん» はじめまして!ありがとうございます!BはA、Cとは違い報われなかった片思いを引きずっているちょっと影がある女性として書いていますので、喜んで頂けたのなら幸いです😆 (12月30日 6時) (レス) id: a16a1e4961 (このIDを非表示/違反報告)
みぃ(プロフ) - の、野田の兄貴が...めっちゃいい! なんかちょっと切なくてめっちゃ好きです〜!! (12月30日 3時) (レス) @page29 id: 8a88aac5da (このIDを非表示/違反報告)
ひなえ(プロフ) - ゆずさん» ありがとうございます!私の一番の推しは一条の兄貴です😊産後にバグ大を知ったキッカケでもありましたので☺️ (12月14日 21時) (レス) id: a16a1e4961 (このIDを非表示/違反報告)
ゆず(プロフ) - 新作おめでとうございます!以前から気になっていたのですがひなえ様の推しキャラって誰なんでしょうか?😌 (12月14日 21時) (レス) id: 69150dbb82 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ひなえ | 作成日時:2023年11月28日 1時

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