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戸狩(俺は同じ病院におるし、華恋ちゃんが帰った後でも話しできるさかい…邪魔したらあかんわな)
戸狩「ほな、ごゆっくり…」

戸狩はそう言って大嶽の病室を立ち去った。


大嶽「…一緒におったちゅうこんは、戸狩から話は聞いてきたんやろ?」

「…はい」

大嶽「なぁ華恋、俺のしてきた事は間違いやったんやろうか…?」

「え…?」

これまで自分のしていることに一切の躊躇いも持たず

「戦争なんて危ないことはしないで欲しい…」

華恋のそんな気持ちを知りながら、基本的に華恋が願ったことは叶えてきたが、その事だけは「不退転」と言って揺るがなかった、弱さなど見せたこともなかった大嶽が、華恋の前で始めて弱々しい声で呟いたのだ。

「徳史さん…」

大嶽「なんて…すまんな、久しぶりの再会やっちゅうんに。お詫びに551、2個やるわ」

「私は…んむっ」

そう言って華恋の口にそっと551を押し当てるように食べさせた。

大嶽「美味いか?」

「…おいひいですけど……そうじゃなくて、私には徳史さんが正しかったか間違いだったかなんて断定は出来ませんけど…でも徳史さんが生きて帰って来てくれただけで、私は嬉しいですっ」

大嶽「…そうか、ありがとうな、華恋」

そう言って大嶽は微かに口角を釣り上げた。

大嶽「そんな事言ってくれる華恋がおるだけでも、なんかちょっと天国でもいけそうな気ぃするわ」

「天国って…」

大嶽の言葉を聞いた華恋は、具体的な形にならない不安が波のように胸に押し寄せてきた。

「縁起でもないこと言わないでくださいよ…」

華恋のその言葉に大嶽は何も返すことはなく、自分が留守にしていた間華恋が職場でどんな事があったか…等の他愛の無い話に花を咲かせ

「明日は出張なんでまた明後日来ますね」

ある程度時間が経った頃、怪我人なのだから休ませなければならないだろうと華恋が立ち上がった。

大嶽(明後日か…)
大嶽「なぁ、華恋」

「?」

大嶽「ありがとうな…」

「…?」


そしてその翌日の夜…


「え…死んだ…?」

仕事の出張を終えた華恋の耳に飛び込んできたのは

大嶽は、自らの責任を果たす為、そして未来のための話し合いの窓口を設けてもらうため、自らの懐から取り出した手榴弾で自爆死した…というものだった。

3→←(A)〜手紙〜 大嶽 ⚠公式様沿いにつき死ネタ注意&一般人設定



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ひなえ(プロフ) - みぃさん» はじめまして!ありがとうございます!BはA、Cとは違い報われなかった片思いを引きずっているちょっと影がある女性として書いていますので、喜んで頂けたのなら幸いです😆 (12月30日 6時) (レス) id: a16a1e4961 (このIDを非表示/違反報告)
みぃ(プロフ) - の、野田の兄貴が...めっちゃいい! なんかちょっと切なくてめっちゃ好きです〜!! (12月30日 3時) (レス) @page29 id: 8a88aac5da (このIDを非表示/違反報告)
ひなえ(プロフ) - ゆずさん» ありがとうございます!私の一番の推しは一条の兄貴です😊産後にバグ大を知ったキッカケでもありましたので☺️ (12月14日 21時) (レス) id: a16a1e4961 (このIDを非表示/違反報告)
ゆず(プロフ) - 新作おめでとうございます!以前から気になっていたのですがひなえ様の推しキャラって誰なんでしょうか?😌 (12月14日 21時) (レス) id: 69150dbb82 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ひなえ | 作成日時:2023年11月28日 1時

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