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華恋のあまりに斜め上の発言に、クマのぬいぐるみを渡した時点で肩を震わせていたオリオンが遂に吹き出し、周りはアサシン、看護師問わず開いた口がふさがらない、といった様子で硬直した。
世良「…この俺が注射如きに怯えている、と？」
まさか自分がそんな事を言われるとは思わず、世良は目を点にしていたが少しして我に帰り、血管を浮き上がらせながらゆっくり問う
「えっ…？すみません、違いましたか…！？」
世良「…」
世良(この娘…俺を馬鹿にしている訳では無く本気で勘違いしているのか…！？)
華恋の反応を見て、厄介な事に悪意が微塵もない事に気がついた。
祇園「世良ぁ、怒ってやるなよ…ブッ…ククク…」
世良「オリオン…！貴様…！」
「す、すみません勘違いしたみたいで…！」
祇園「あーぽんぽん痛いわー…華恋ちゃん最高だよ」
オリオンが笑い過ぎて生理現象で浮かんだ涙を擦る。
榎本「龍宮さん！！」
「すみませんっ！」
世良(真新しい生き物を前にしている気分だ…)
師長に怒られてアワアワとしている華恋を見ていると、先程の凄まじい怒りの波がスーッと引いていき、まるで可愛らしい動物を前にしたかのような愛おしささえこみ上げていた。
世良「極めて不快な発言だが…今回は見逃そう。看護師、お前名前はなんという？」
「えっ…龍宮華恋です…」
世良「そうか…龍宮…以後発言には気を付けろ」
「は、はいっ」
勿論一般人同然であるため、暴力や殺しはしない。
だが、直属ではないにしろ注意はしなければならない。世良は一言そう華恋に言い残し、２人は無事採血を済ませて部屋を出た。
祇園「あんな若い子脅すなよおっさん」
世良「同い年だろう」
祇園「…まぁでも、あの子のことあの場で注意しとけばこれ以上怒られなくて済むだろうと思ったんだろ？随分優しいねえ…まさか惚れたか？」
世良「フン…戯言を…」
世良はその問いには答えることはなかったが、その日を堺に
世良「おい龍宮…」
「ﾋｨｯ……せ、世良さん！なんでしょう！？」
世良「…周りの看護師にイジメられていないか」
「えっ？」
事ある毎に病棟に突然やって来ては、華恋が周りと上手くやれているかを気に掛ける姿が目撃されるようになったとか…。
そして、華恋の一連の発言、行動は瞬く間に組織全体に広がり(ある意味)「勇者」と揶揄されるようになるのだった。
※（Ｂ）〜おかわり？〜 オリオン ⚠本文前に注意事項有り→←２
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ひなえ(プロフ) - みぃさん» はじめまして！ありがとうございます！ＢはＡ、Ｃとは違い報われなかった片思いを引きずっているちょっと影がある女性として書いていますので、喜んで頂けたのなら幸いです😆 (12月30日 6時) (
レス) id: a16a1e4961 (このIDを非表示/違反報告)
みぃ(プロフ) - の、野田の兄貴が...めっちゃいい！ なんかちょっと切なくてめっちゃ好きです〜！！ (12月30日 3時) (レス) @page29 id: 8a88aac5da (このIDを非表示/違反報告)
ひなえ(プロフ) - ゆずさん» ありがとうございます！私の一番の推しは一条の兄貴です😊産後にバグ大を知ったキッカケでもありましたので☺️ (12月14日 21時) (レス) id: a16a1e4961 (このIDを非表示/違反報告)
ゆず(プロフ) - 新作おめでとうございます！以前から気になっていたのですがひなえ様の推しキャラって誰なんでしょうか？😌 (12月14日 21時) (レス) id: 69150dbb82 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ひなえ | 作成日時：2023年11月28日 1時
