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世良班のリーダーである世良蓮次郎が仏頂面で隣を歩いてきていたのだ。
(うわぁああっせ、世良さんだ！怖っ…！)
華恋の気持ちが表情にでも出てたのかオリオンはそれを見て笑う
祇園「おい世良ぁ、お前表情固えから怖がられてるじゃねえか」
「！？」
(バレてる！)
世良「フン…」
先輩看護師１「すっすみません…ちょっと龍宮さん！」
「すっすみません！」
先輩看護師が冷や汗を流しながら、失礼のないようにと咎めに入るが、オリオンはそれを止める。
祇園「まぁまぁ怒らないでやってよ。それより採血慣れたか？」
「はいっお陰様で少しは…」
そう言って話す２人を看護師達は快く思わないらしく、ジロリと冷たい視線を華恋に突き刺す者が現れる
(な、なんか殺気が…)
それを感じ取った華恋が冷や汗を滲ませる。
世良(業務関係なくくだらん私情で若手を威圧するか…極めてくだらん…)
世良やオリオンはそんなことに気が付かない程、伊達な歳の重ね方をしてきた訳では無い。
だからこそ世良は
世良「…だったら俺の採血を頼もうか」
「ぅえっ！？」
と言い始めたのだ。
トップランカーと立場上同列なのは院長だけなので、直属ではないが華恋からしてみれば上司だ。
上司からの申し出を断ることなど到底出来るわけもなく…
「…アルコール消毒でかぶれたりはしませんか？」
世良「まったく問題ない」
言われた通り、華恋は世良の採血を担当することになった。
声掛けをしながら手順通りに採血しようとするも、トップランカーを前にしている緊張感で注射器を持つ手が小さく震える
世良「何を震えている」
「ﾋｪｯ…！」
世良「緊張し過ぎだ。それでは見ている方が不安になるぞ。一思いにやれ」
(そっか…どんなに強いアサシンでも苦手な事ぐらいあるものですよね…)
「世良さん…」
世良「む？」
「どうぞ、クマさんギュッてしてて下さい！」
全員「！！？」
世良のその言葉は、緊張している様子の華恋への激励の言葉だったのだが…なんと華恋は、針から気を逸らす為に使う手のひらサイズのクマのぬいぐるみを世良に手渡したのだ
世良「……………何故だ？」
心底不思議そうに世良が尋ねる
「えっ…！？えっとクマさんギュッてしてたら怖いのが紛れるかなって思いまして！」
祇園「ぶっふぉ！！？」
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ひなえ(プロフ) - みぃさん» はじめまして！ありがとうございます！ＢはＡ、Ｃとは違い報われなかった片思いを引きずっているちょっと影がある女性として書いていますので、喜んで頂けたのなら幸いです😆 (12月30日 6時) (
レス) id: a16a1e4961 (このIDを非表示/違反報告)
みぃ(プロフ) - の、野田の兄貴が...めっちゃいい！ なんかちょっと切なくてめっちゃ好きです〜！！ (12月30日 3時) (レス) @page29 id: 8a88aac5da (このIDを非表示/違反報告)
ひなえ(プロフ) - ゆずさん» ありがとうございます！私の一番の推しは一条の兄貴です😊産後にバグ大を知ったキッカケでもありましたので☺️ (12月14日 21時) (レス) id: a16a1e4961 (このIDを非表示/違反報告)
ゆず(プロフ) - 新作おめでとうございます！以前から気になっていたのですがひなえ様の推しキャラって誰なんでしょうか？😌 (12月14日 21時) (レス) id: 69150dbb82 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ひなえ | 作成日時：2023年11月28日 1時
