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甲高い大声を上げて雛乃はヨロヨロとナイフを出し、鋭い横薙ぎをみせる。俺はそれを紙一重で躱す
城戸「おお…そんな大きな声出せるんやなぁ」
せやけど片足じゃ立ってるだけでやっとや。
雛乃は鋭く俺を睨みつける。裏社会の女でこんな状況でも泣きもせず立ち向かって来たんは雛乃が初めてやった。
城戸「ますます欲しなったわ！」
さすかにさっきまでのキレはない。
俺は雛乃の背後に回り、少し揉み合いになりながらも雛乃を押し倒した。
城戸「安心せえや。戦線離脱してもらうだけや。大人しゅう寝とき」
「っ〜！」
こめかみに青筋を立てて怒っとる雛乃。
そんな顔すらかわええ。すると雛乃の口が不自然に動いた。
城戸(何かが来る…！)
急いで顔だけ逸らせば、直後彼女の口から何か針のようなものが俺の髪を掠めて飛んどいった。
「っ…！？」
俺がそれを避けた事に雛乃は驚いたのか、少し顔に焦りが浮かび始めた。
城戸「なんや、万策尽きたんか？」
俺は雛乃の手を強く握る。
「っ…！黙れ、お前は必ず殺すっ…！工藤の兄貴の仇を…！」
城戸「…今は何言っても無駄そうやな。しゃあない…今回は退くとしよか…」
「っ…！」
城戸「どんな手を使っても雛乃、お前を手に入れたるから覚悟しときや」
「がっ…！？」
俺は雛乃の片手を離し、首に手刀を入れて意識を刈り取った
城戸「この抗争が終わったあと俺がお前を迎えに行ったる…。せやから安心せえ、その時には生き残りは雛乃だけや。組織の事なら気にせんと心置き無く俺の女になればええ…。」
次の作を練るために、俺は惜しくも雛乃をその場に残して立ち去った。
〜おまけ〜
その後、手になんだか和感を感じた城戸は念の為闇医者へと向かった。すると…
闇医者「かぶれてるな…。成分を調べたところ、原因は鈴蘭だ」
城戸「鈴蘭…？まさか…」
そう、雛乃は手に手袋をつけていたのだが、その手袋には鈴蘭の花粉が付着していたのだ。
鈴蘭は素手で触れただけでもかぶれる事のある毒性があり、本体や花粉だけでなくとも、鈴蘭を活けていた水であってももし口に入れれば最悪死に至る。
そして半グレ達を殺した毒も鈴蘭だったのだ。
闇医者「…聞く限り、その匂いも鈴蘭だろうな。香水にも使われる花だ、美しい花ってのは怖いもんだ」
城戸(雛乃…なんちゅう女や…！ますます欲しなったわ…！)
〜建前に本音を入れ混ぜて〜 小林夢 （バイ様リク）（Ｂ）→←３
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虹(プロフ) - 最高です！残りのリクエスト作品も楽しみに待ってます🎵 (2023年2月4日 17時) (
レス) id: 98cf45a8ee (このIDを非表示/違反報告)
里奈 - わかりました！楽しみに待っています(`･ω･´)b (2023年2月1日 7時) (レス) id: c710d5b64e (このIDを非表示/違反報告)
ひなえ(プロフ) - 里奈さん» リクエスト確立した順なので、里奈様が先ですが、その前の方が沢山いらっしゃるのでお時間掛かってしまいます…😣申し訳ないです (2023年2月1日 7時) (レス) id: a16a1e4961 (このIDを非表示/違反報告)
里奈 - リクエスト順は悠様と私どちらが先になりますか？ (2023年2月1日 7時) (レス) id: c710d5b64e (このIDを非表示/違反報告)
里奈 - 城ヶ崎と幹部全員の登場お願いします。 (2023年2月1日 7時) (レス) id: c710d5b64e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ひなえ | 作成日時：2023年1月9日 3時
