〜帰り道〜 （楓様リク）（Ａ） ページ48
葵「だーだー！うぅーあー！」
和中「そうかそうか。葵は本当にお喋りが上手だな」
それはとある日の夜、遅い時間だというのに、何故だかその日はあまりにも寝そうにない生後10ヶ月の娘の葵を「散歩に連れ出そう」という話になり、ベビーカーに乗せて近くの公園へとやってきていた。
葵「あーー！あぁー！」
「そうだね、あーあーだねぇ。」
娘が喋るたびに華恋は嬉しそうにニコニコと笑い、その顔を見て葵もまた笑う。
和中はその光景に思わず頬が綻び、二人を愛おしそうに見つめていた。
「葵喉乾いたね。ちょっとお茶飲もうか」
そう言って華恋はマグを葵に手渡してお茶を飲ませる。
ちうちうと音を立てて順調に飲んでいたが、途中でむせてしまい、華恋は口元を拭き、和中はそっと葵の背中をさする。
「あー、葵ちょっと一気に飲みすぎちゃったね。苦しいねぇ」
和中「
少ししみじみとした口調の和中に華恋は思わず笑ってしまう
「やだ蒼一郎さんったら、そんな寂しがらなくても大きくなるのにはまだまだありますよ」
和中「…嗚呼そうだな。それはそうと、華恋は喉は乾いていないか？」
「あ…そういえばしばらく何も飲んでなかったですね。」
和中「先程通ったところに自動販売機があった。お茶でも買ってこよう。」
「え、じゃあ私も…」
華恋がそう言って和中についていこうとした時だった。
娘の前に屈んでいた華恋の鼻をどこか甘いような嗅ぎ覚えのありすぎる臭いが鼻をついた
「あ…」
葵「うええぇん！！」
和中「どうしたんだ、葵」
「オムツ気持ち悪いねぇ、綺麗綺麗しようね！」
和中「俺が替えてこよう」
その一言ですべてを察した和中は自分が行くと申し出るが、ちらりと先にあるお手洗いを見れば、そこは女性用のお手洗いにしかオムツ交換台がついていない。
「オムツ交換台があるの女性用だけみたいですし、私替えてきちゃいます」
和中「
「まぁまぁ…落ち着いてください。蒼一郎さんのお気持ちは嬉しいですから」
和中「そうか…。すまない、では俺は飲み物を買ってこよう。」
「はい、ありがとうございます」
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 49人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
虹(プロフ) - 最高です！残りのリクエスト作品も楽しみに待ってます🎵 (2023年2月4日 17時) (
レス) id: 98cf45a8ee (このIDを非表示/違反報告)
里奈 - わかりました！楽しみに待っています(`･ω･´)b (2023年2月1日 7時) (レス) id: c710d5b64e (このIDを非表示/違反報告)
ひなえ(プロフ) - 里奈さん» リクエスト確立した順なので、里奈様が先ですが、その前の方が沢山いらっしゃるのでお時間掛かってしまいます…😣申し訳ないです (2023年2月1日 7時) (レス) id: a16a1e4961 (このIDを非表示/違反報告)
里奈 - リクエスト順は悠様と私どちらが先になりますか？ (2023年2月1日 7時) (レス) id: c710d5b64e (このIDを非表示/違反報告)
里奈 - 城ヶ崎と幹部全員の登場お願いします。 (2023年2月1日 7時) (レス) id: c710d5b64e (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：ひなえ | 作成日時：2023年1月9日 3時
