〜大変な１日〜 元&久我夢 （怜希様リク）（Ｃ）《特別設定有》 ページ44
社員１「経理の藤崎さん。今日も綺麗だな…」
社員２「仕事できるし、いい匂いするし…」
オーガヘッドフーズ本社、経理部所属、藤崎雛乃…。
その社員は仕事の速さ、正確さから現会長や社長等の上層部のみならず、前会長である鬼頭からの信頼も厚い。
微笑みを絶やさない柔和な雰囲気と、その容姿からも経理部や他部署にもファンが多く、休憩中は仕事の話は一切せず、周りと和やかに過ごしている。
しかし…
「〇〇さん、これはなんですか？」
社員３「え、その、これはこの間の…」
「これは経費では落としません。月末迄に精算し直してください」
社員３「は、はい…」
人は見かけによらない。というやつなのだろう。
有無を言わさぬ笑顔の裏にある圧力。
例え年上であっても物怖じしないその毅然とした立ち振る舞い…そのギャップには大体の人間が驚き、「仕事の鬼」とまで呼ばれている。
冷静沈着、完全無欠…彼女の為にある言葉のように思える。
彼女は怖いものなど何もないのでは？と思われるほどだ。
そんな彼女だが、実は社内の人間には誰にも明かさない秘密を抱えていた。
それは…
退勤して帰宅中の電車内にて
(ふぅ…すっかり遅くなってしまいました…)
高校生１「昨日のマジコワ見たか？」
(！？)
部活のあとなのか、ジャージ姿で電車に乗っている高校生が偶然雛乃の近くに立った。
高校生２「見た見た、あれ怖かったわ。あのほら、信号のない横断歩道に左右確認の為に立ち止まってたら、霊に「渡らないのか？」って後ろから声かけられるやつ。」
高校生１「あーそれで後ろにもひけないし、前に進んだら地面から手が出てきて…」
聞きたくもないのに交通事故のように聞こえてくる会話にバクバクと嫌な意味で鼓動が高鳴るが、それを無理矢理抑えつけて、一度深呼吸をする。
(いやいや…ああいうのはフィクション…フィクションに違いないです…。)
そう自分に言い聞かせながら、最寄り駅についた雛乃は自宅への道を歩く。
しかし繁華街を抜けて少ししたところで、思わず足を止める。そこは見晴らしの悪い信号のない交差点で、朝は気が付かなかったが事故があったのだろう。
手向けの花が添えられているのに気が付いた。
雛乃の脳裏に先程の高校生の会話がよぎる
(「後ろから「渡らないのか？」って声が…」…いえいえ…あれはフィクション！フィクションです！)
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虹(プロフ) - 最高です！残りのリクエスト作品も楽しみに待ってます🎵 (2023年2月4日 17時) (
レス) id: 98cf45a8ee (このIDを非表示/違反報告)
里奈 - わかりました！楽しみに待っています(`･ω･´)b (2023年2月1日 7時) (レス) id: c710d5b64e (このIDを非表示/違反報告)
ひなえ(プロフ) - 里奈さん» リクエスト確立した順なので、里奈様が先ですが、その前の方が沢山いらっしゃるのでお時間掛かってしまいます…😣申し訳ないです (2023年2月1日 7時) (レス) id: a16a1e4961 (このIDを非表示/違反報告)
里奈 - リクエスト順は悠様と私どちらが先になりますか？ (2023年2月1日 7時) (レス) id: c710d5b64e (このIDを非表示/違反報告)
里奈 - 城ヶ崎と幹部全員の登場お願いします。 (2023年2月1日 7時) (レス) id: c710d5b64e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ひなえ | 作成日時：2023年1月9日 3時
