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「丈一郎はさ、卒業したら何するん？やっぱ極道なるん？」
城戸「なんや急に？あたり前田のクラッカーや…そういう真美はどないすんねん？」
「私な、いつか自分の店持って、むっちゃ美味いご飯作って、ミシュラン三つ星取るんが夢やねん」
真美らしい夢やった。
いつやったか真美が作ってくれた味噌汁が異常に美味しくてたまらんかったのを思い出す。
「あー…そんでな…」
城戸「？」
「卒業したら料理やら経営やら栄養の勉強する為に、大阪やのうて、東京行こうと思ってんねん」
城戸「え…なんでや、お前…大阪出てってまうんか…？」
「こっちじゃ子供のときに敵作りすぎてもうたからな…新天地で１からやり直そう思うねん。」
その言葉に、とんでもない喪失感を感じたんや。
この時、真美の将来を見据える姿を見た俺は「行かんでくれ」なんて言えへんかった。
好きやってことに気付くんも遅くて、気付いても関係壊れるのが嫌で告白出来てへん癖に…止める権利なんてないと思うたんや。
「…ミシュラン三つ星とれたら丈一郎の好きないちごパフェ、腹いっぱい食わしたるわ」
城戸「パフェを腹いっぱいか…ええなぁ、贅沢な夢やな。楽しみにしとるわ」
「…おう、任しとき！」
そう言って笑ったあの子は…どこか悲しげな笑顔やった。
去っていく真美を引き止めなかったんは俺や。もしかすると、ホンマは引き止めてほしかったんかもしれん。俺は結局真美の笑顔を守ってやれなかった。
そんな後悔を人知れず引きずったまま、時は流れて関東侵攻の為やってきていた東京で偶然見かけた個人経営らしき一軒のカフェに立ち入る。
「いらっ……！？」
城戸「……！」
「…ご注文は、いちごパフェでええの？…丈一郎」
城戸「……あぁ。頼むわ」
…真美がここで店をしとったっちゅー事だけは、申し訳ないが浅倉には秘密にしとくわ。
そしてこの抗争が終わったら今度こそ…思いを伝えるから、後ほんの少しだけ、待っとってくれ。
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虹(プロフ) - 最高です！残りのリクエスト作品も楽しみに待ってます🎵 (2023年2月4日 17時) (
レス) id: 98cf45a8ee (このIDを非表示/違反報告)
里奈 - わかりました！楽しみに待っています(`･ω･´)b (2023年2月1日 7時) (レス) id: c710d5b64e (このIDを非表示/違反報告)
ひなえ(プロフ) - 里奈さん» リクエスト確立した順なので、里奈様が先ですが、その前の方が沢山いらっしゃるのでお時間掛かってしまいます…😣申し訳ないです (2023年2月1日 7時) (レス) id: a16a1e4961 (このIDを非表示/違反報告)
里奈 - リクエスト順は悠様と私どちらが先になりますか？ (2023年2月1日 7時) (レス) id: c710d5b64e (このIDを非表示/違反報告)
里奈 - 城ヶ崎と幹部全員の登場お願いします。 (2023年2月1日 7時) (レス) id: c710d5b64e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ひなえ | 作成日時：2023年1月9日 3時
