〜さぁ、お返事を〜 浅倉夢（シャリファ様リク） ページ7
浅倉side
浅倉「……なんでアンタはそんなに意地を張り通せるんや？」
城戸「親父が教えてくれたんや喧嘩には負けるな、舐められるくらいやったらボコボコにしろってな」
黄昏時、俺が初めてタイマンで負けた相手…城戸さんが誇らしげに語る様を見ていたときやった。
「あっここにおったんか！丈一郎！」
河原で珈琲を飲んどった俺らに突然、見知らぬ女が声を掛けてきたんや。
城戸「おおなんや、Aやないか。」
浅倉「なんや、アンタの知り合いなん……か」
そう聞きながら声の主である女の方を振り向いたとき、俺の体を雷に打たれたような衝撃が襲った。
せやせど、不快感はない。頭のてっぺんから足先までを雷が駆け抜けていくようやった。
その女はキャラメルブラウンの長い髪、猫のようなブラウンの瞳、一言で言い表すなら…可愛い、と言うよりかなりの別嬪やった。
「何やや無いわ。先公にこれ渡してくれ言われて渡そうとしたら、アンタ私の事無視して廊下全力疾走してったやろ。」
城戸「え？ホンマかいな。すまんなぁ、気付かんかった」
「もう！…ってあれ、この子もしかして例の？」
城戸「せや…前言うてた元気のいい1年」
浅倉「…浅倉潤」
「浅倉くんね。私は３年の清水Aや。よろしゅうな。」
城戸さんと同じ３年生、よろしゅうな、と言った時に笑った顔は無邪気で可愛かった。そんなAさんから目を離せずおると
「ってボロボロじゃない。タイマン張ったのね…
呆れたように溜息をついて、通学用鞄から絆創膏や消毒液を取り出すと、俺の正面に躊躇なく屈んだ。
彼女の大きな瞳に俺が映し出される。
浅倉「なっ…何やねん…！？」
「ちょおしみるで」
俺は頬にそっと当てられた手に驚いて振り払おうとした。嫌だったわけやない、ただめちゃくちゃ恥ずかしかった。
浅倉「はっ！？ちょ…」
「ほらあかん、ジッとしとき！ばい菌入るやろ」
せやけどその手はサッと掴まれて、Aさんは何事もなかったかのように手際よく手当てを進めていく。
その時俺は心臓が口から出てくるんちゃうかと思う程、鼓動が早くなっていた。
「よし、こんなもんやな」
浅倉「ありがとうございます…」
「ええねん。他痛いとこない？」
浅倉「大丈夫です。」
「良かった…。じゃあほら次、丈一郎」
城戸「…痛ぁ滲みるわぁ、もうちょい優しくしてぇな」
「消毒に優しくも何もあらへんやろ。塩でも塗ったろか？」
城戸「辛辣やわぁ」
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ひなえ(プロフ) - 蘭さん» 喜んで頂けて良かったです！またお願い致します😆 (2023年1月9日 8時) (
レス) id: a16a1e4961 (このIDを非表示/違反報告)
蘭 - ありがとうございました!(^^)!本当に素晴らしいお話にしてくれて感激です！これからもこの作品を応援していきます！またリクエスト募集の時はよろしくお願いいたします！ (2023年1月9日 6時) (レス) @page50 id: e96f393873 (このIDを非表示/違反報告)
蘭 - 本当ですか！ありがとうございます、それでは楽しみに待っています！ (2023年1月8日 6時) (レス) id: 8aedf850ca (このIDを非表示/違反報告)
ひなえ(プロフ) - 蘭さん» ギリギリこちらに入りますので大丈夫ですよ😄 (2023年1月8日 6時) (レス) id: a16a1e4961 (このIDを非表示/違反報告)
蘭 - 出来ることなら私のリクエスト作品をこの6作目に載せることは出来ますか？更新が楽しみで待ち遠しいです！無理なら大丈夫です💦あっ、急かしているつもりは一切ありませんので💦 (2023年1月8日 6時) (レス) id: 8aedf850ca (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ひなえ | 作成日時：2022年12月18日 19時
