〜喜？劇〜 城戸派 （悠様リク） ページ35
※使用はＡですが、作品都合で関西弁になっております。
浅倉side
関西極道の、天王寺組。
その中の派閥である城戸の兄貴率いる城戸派は末端まで鍛え抜かれた猛者揃いや。
せやけど一人…なんや平和ボケした雰囲気の奴が一人おる。
城戸「なぁA、ここの計算間違っとるで」
経理業務をしている真っ最中、呆れたような口調で苅込が一枚の紙をジッと見て言った。
…まあどうせ嘘なんやろうけど。
「え！？ど、どこです！？」
それがこの女…龍宮A
嘘とは知らず、慌てて立ち上がって苅込の席へと駆け寄って来たAに向けられたのは、怒ったような顔ではなく、ニヤッと笑った顔だった。
苅込「なんてな、嘘や」
「へっ…？」
韮澤「はっはっはっ！まーた騙されとる！」
そう、城戸派に所属する唯一の女性の極道。龍宮A…なんやこいつ、ホンマに極道か？ってぐらい騙されやすいねん。
「苅込くん！酷いです！韮澤の兄貴も笑わんでくださいよっ！」
怒るAやけど、全くこわない。むしろ何だか和んでまうわ
韮澤「いやぁおもろいわ。Aはホンマに毎回ええ反応するなぁ」
韮澤が笑いながらそう言うと、むーっとした顔をするAに黙って見ていた城戸の兄貴が少しの呆れと笑いを含んだ声でやっと口を開いた。
城戸「苅込、韮澤ぁ、あんまりA虐めたらあかんやろ」
「城戸の兄貴、言うてる事と顔が合ってないですよ！」
Aの言葉通り、城戸の兄貴の顔は完全に愉快そうにしている時の顔であり、咎める気の無さが有り有りと伝わってくる。城戸の兄貴も周りも、絶対認めへんがAが本気にしてかわええからって理由でしょっちゅうAをいじって遊んどるんや。
これこそが俺達城戸派の日常。それが当たり前の毎日、のはずやった。
それが、ある日
城戸「みんなおつかれさん…ってあれ…？なんやAはまだ戻って来てへんのか」
苅込「そうなんすよ、さっきからなんべんか電話したんすけどねぇ」
その日の夕方、そろそろ定時になるから帰り支度をしようかとしとった頃、見回りに出たAが戻ってこんかったんや。
韮澤「道の端とかで寝とんちゃうやろなぁ…」
浅倉「流石にそれはないやろ」
Aはすごくよく寝る…せやけど根は真面目なやつや、サボったり寄り道したりなんて考えられへん。
そして勿論道の端で寝るほどのアホやない。まあよく寝るやつではあるけども、流石にそれはない。
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ひなえ(プロフ) - 蘭さん» 喜んで頂けて良かったです！またお願い致します😆 (2023年1月9日 8時) (
レス) id: a16a1e4961 (このIDを非表示/違反報告)
蘭 - ありがとうございました!(^^)!本当に素晴らしいお話にしてくれて感激です！これからもこの作品を応援していきます！またリクエスト募集の時はよろしくお願いいたします！ (2023年1月9日 6時) (レス) @page50 id: e96f393873 (このIDを非表示/違反報告)
蘭 - 本当ですか！ありがとうございます、それでは楽しみに待っています！ (2023年1月8日 6時) (レス) id: 8aedf850ca (このIDを非表示/違反報告)
ひなえ(プロフ) - 蘭さん» ギリギリこちらに入りますので大丈夫ですよ😄 (2023年1月8日 6時) (レス) id: a16a1e4961 (このIDを非表示/違反報告)
蘭 - 出来ることなら私のリクエスト作品をこの6作目に載せることは出来ますか？更新が楽しみで待ち遠しいです！無理なら大丈夫です💦あっ、急かしているつもりは一切ありませんので💦 (2023年1月8日 6時) (レス) id: 8aedf850ca (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ひなえ | 作成日時：2022年12月18日 19時
