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「…」

真依「っていうか、あんたの店ならあんたが払えば良いじゃない。家族の為なんだから必要経費でしょ」

あまりの発言にAは言葉を失う。

少し間をおいて深呼吸してから呆れつつもゆっくりと、しかしハッキリ聞こえるような声量で話す。

「まだ私の店じゃないですけど…」

母親「は…?」

父親「なんだと…!?」

太一「おい真依!お前ここあいつの店だって…!だから食い放題だとか言ってたじゃねえか!」

真依「うっさいわね!ちょっとA!適当な事言ってんじゃないわよ!」

「適当じゃないですよ、写真の件は嘘ですよね?真依が稼げたからいいや、なんて放っておくとは思えないです」

真依「っ…!?」

「それともう1つ、私はまだ経営者じゃないですし…。そもそもそこは羅威刄の店です」

羅威刄、という名を聞いたAの家族達の血の気が引いているであろうことを電話越しで感じる。

真依「はぁっ!?ちょっと…!う、嘘でしょ!?」

「嘘なんてついてませんよ…真依じゃないんですから。…では、私忙しいので切りますね。」

何やら喚いている様子の家族を無視して電話を切ると、Aは城ヶ崎へと電話を掛けた。

城ヶ崎「Aか、どうした?」

「お忙しいところすみません、城ヶ崎さん。実は…」

Aは城ヶ崎に先程掛かってきた電話内容を説明した。

「…という事がありまして…」

城ヶ崎「…それは困ったなぁ、立派な営業妨害であり、それは羅威刄に喧嘩を売るのと同位だ。」

Aにも段々と分かるようになってきた。城ヶ崎のこの声色は静かな怒りを抱えている。

城ヶ崎「これはたんまりと慰謝料を支払ってもらわないといけないなぁ?なぁ?東雲」

東雲「そうですね、仰るとおりです。」

電話を聞いていたのだろう東雲が答える。

城ヶ崎「A、お前もそれで構わないな?」

縁を切った家族が、自分だけにでなく羅威刄そのものの妨害をしたのだからAの決意はすでに固まっていた。

「はい、城ヶ崎さんのお好きなようにしていただいて構いません」

城ヶ崎「確かこのあと緊急の用事は入っていなかったな」

「はい」

城ヶ崎「なら幹部総会は少し遅めに始める。偶然にも俺は今しがた野暮用ができた。のんびり茶でも飲んでいろ」

そう言うと城ヶ崎は電話を切り、隣りにいる東雲へと声を掛ける。

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ひなえ(プロフ) - 蘭さん» 喜んで頂けて良かったです!またお願い致します😆 (2023年1月9日 8時) (レス) id: a16a1e4961 (このIDを非表示/違反報告)
- ありがとうございました!(^^)!本当に素晴らしいお話にしてくれて感激です!これからもこの作品を応援していきます!またリクエスト募集の時はよろしくお願いいたします! (2023年1月9日 6時) (レス) @page50 id: e96f393873 (このIDを非表示/違反報告)
- 本当ですか!ありがとうございます、それでは楽しみに待っています! (2023年1月8日 6時) (レス) id: 8aedf850ca (このIDを非表示/違反報告)
ひなえ(プロフ) - 蘭さん» ギリギリこちらに入りますので大丈夫ですよ😄 (2023年1月8日 6時) (レス) id: a16a1e4961 (このIDを非表示/違反報告)
- 出来ることなら私のリクエスト作品をこの6作目に載せることは出来ますか?更新が楽しみで待ち遠しいです!無理なら大丈夫です💦あっ、急かしているつもりは一切ありませんので💦 (2023年1月8日 6時) (レス) id: 8aedf850ca (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ひなえ | 作成日時:2022年12月18日 19時

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