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その険しい声音に秋元が顔を上げ、高城は秋元に聞こえるようにスピーカーにする。
横矢「この間はうちの傘下の人間殺してくれたらしいじゃねぇの。」
高城「…傘下…？潰した族の親元なんて知ったことじゃねえよ」
横矢「…っ」
高城は煽っている訳では無いが、思ったままの発言をした。するとその言葉に苛ついたらしい男はギリギリと歯軋りをしているのが電話越しに伝わる。
横矢「はっ…あの女…Aっつったか？どうなっても良いのかよ？随分お気に入りらしいじゃねえか」
高城「…テメェAに何を…」
秋元「！！」
Aと聞いた秋元は慌てて発信機の位置情報を確認する。
横矢「惨めなもんだぜ…。目を覚ましたと思えば何度もお前らの名前を呼んで…あまりにうるせぇから縛っといた。安心しろ、たっぷり可愛がったら後日、死体を送っ…」
横矢の言葉を完全無視して高城は電話を切る。
高城「…発信機がまさかこんな形で役に立つとはなぁ、秋元」
秋元「そーっすねぇ。…俺も今回ばかりはちょっと怒っちゃうなぁ。３丁目の廃工場にいますね。」
高城「急ぐぞ」
そして二人はバイクに乗り、発信機の場所へと急いでいた。
小型であることが幸いし、横矢も発信機には気付いていなかったらしい。
その頃、Aは口元にガムテープ、縄で腕を縛られていた。
横矢「哀れだなぁお前。あんな奴らに気に入られちゃったばっかりに…。途中で電話切られちゃったよ。ま、俺達無法者にとっては女の変えなんていくらでもいる。助けなら期待しないほうがいいぞ」
「…っ！」
涙目で言葉を発することも出来ないAは鋭くその男を睨みつける。
その様子を１０人ほどいる舎弟達はニヤニヤしながら見ていた。
横矢「…もっと可愛い顔しろよ。折角可愛がってあげようってんだから…」
そう言って横矢がナイフでAの服を斬ろうとしたその次の瞬間だった。
バンッと音を立てて暗がりだった廃工場に突然外の光が入り込む。
横矢/A「！！」
高城「おいコラ…誰の女に手ぇ出してんだよ」
秋元「うちのピーチ姫返してもらいまぁす。」
「〜っ！！」
二人の顔を見たAに安堵から目に涙が更に浮かぶ。
舎弟１「なっ…なんでここが！こんな短時間で…！」
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ひなえ(プロフ) - 蘭さん» 喜んで頂けて良かったです！またお願い致します😆 (2023年1月9日 8時) (
レス) id: a16a1e4961 (このIDを非表示/違反報告)
蘭 - ありがとうございました!(^^)!本当に素晴らしいお話にしてくれて感激です！これからもこの作品を応援していきます！またリクエスト募集の時はよろしくお願いいたします！ (2023年1月9日 6時) (レス) @page50 id: e96f393873 (このIDを非表示/違反報告)
蘭 - 本当ですか！ありがとうございます、それでは楽しみに待っています！ (2023年1月8日 6時) (レス) id: 8aedf850ca (このIDを非表示/違反報告)
ひなえ(プロフ) - 蘭さん» ギリギリこちらに入りますので大丈夫ですよ😄 (2023年1月8日 6時) (レス) id: a16a1e4961 (このIDを非表示/違反報告)
蘭 - 出来ることなら私のリクエスト作品をこの6作目に載せることは出来ますか？更新が楽しみで待ち遠しいです！無理なら大丈夫です💦あっ、急かしているつもりは一切ありませんので💦 (2023年1月8日 6時) (レス) id: 8aedf850ca (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ひなえ | 作成日時：2022年12月18日 19時
