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「では、失礼します」
そう言って女性は立ち去って行き、少し寂しそうに女性の後ろ姿を見つめる猫をそっと撫でた。
相良「あいつが心配するからあったかくしろよ。野良猫」
そう言った相良は女性の後ろ姿を見届けた後、後ろ髪を引かれる思いで一先ず帰宅するのだった。
〜後日〜
相良「…おう」
「あっ、昨日の…来てくださったんですね。ってあれ…その荷物は…？」
相良「…里親探しも大事だが、病気してねぇか診てもらったほうがいいだろうが」
そう言って猫を入れるゲージを取り出す。
真新しさと独特な匂いがそのゲージが新品であることを現していた。
猫を動物病院に連れて行ったあと、相良は呟くように女性に声を掛ける。
相良「おい、女…名乗り忘れてたが、俺は相良颯誠だ。お前は？」
「藤崎Aです」
相良「そうか…藤崎、この猫の里親探しなんだが…」
「…はい」
里親探し、その言葉を聞くとAは少し寂しそうな顔になる。飼える訳ではない以上、里親を探してやるのが良いに決まっている。
しかし、里親が決まればもう会えなくなる。それが少し寂しかった。
相良「んな顔すんじゃねえ。…俺がなろうと思ってんだよ」
「えっ…！？」
Aが驚いて相良を見つめると相良は顔をそらしながら後ろ首を触り、恥ずかしそうに話す
相良「…気になるならたまに猫の様子見せる。だから…もし良かったら」
そう言って相良は走り書きで書いた連絡先を手渡した。
相良「これ、連絡先」
「…はいっ…ありがとうございます…あの猫ちゃんもきっと喜びますね。」
そう言って微笑んだ顔を見た相良は女性と別れたあと、車に乗ってからゲージに入れた猫に小さく声を掛けた。
相良「ありがとな…野良猫」
猫は返事をするように小さくミャーと鳴いていた。
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ひなえ(プロフ) - 蘭さん» 喜んで頂けて良かったです！またお願い致します😆 (2023年1月9日 8時) (
レス) id: a16a1e4961 (このIDを非表示/違反報告)
蘭 - ありがとうございました!(^^)!本当に素晴らしいお話にしてくれて感激です！これからもこの作品を応援していきます！またリクエスト募集の時はよろしくお願いいたします！ (2023年1月9日 6時) (レス) @page50 id: e96f393873 (このIDを非表示/違反報告)
蘭 - 本当ですか！ありがとうございます、それでは楽しみに待っています！ (2023年1月8日 6時) (レス) id: 8aedf850ca (このIDを非表示/違反報告)
ひなえ(プロフ) - 蘭さん» ギリギリこちらに入りますので大丈夫ですよ😄 (2023年1月8日 6時) (レス) id: a16a1e4961 (このIDを非表示/違反報告)
蘭 - 出来ることなら私のリクエスト作品をこの6作目に載せることは出来ますか？更新が楽しみで待ち遠しいです！無理なら大丈夫です💦あっ、急かしているつもりは一切ありませんので💦 (2023年1月8日 6時) (レス) id: 8aedf850ca (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ひなえ | 作成日時：2022年12月18日 19時
