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続きです ページ49

一条「人質か…くだらねえことしやがる」

男2「なにをごちゃごちゃ…!」

一条「A、軽く痛めつけて追い払うだけだ。」

「はいっ」

男2「何が「はいっ」だ!舐めてんのか!」

そう言ってツレはナイフを振り下ろしたが、なんと女はその腕を抑えて机に縫い付けると、ビンタを一撃、そしていつの間に取り上げたのか、まさに阿吽の呼吸で一条が俺達の持ってきていた空き瓶を女にパスした。

そして瓶を受け取った女はその瓶で更に追撃、そのままナイフを打ち落とし、更に瓶の底でこめかみを殴打した。

男2「ぐあぁっ……!なんだこの女ァ!?」

一条「俺の自慢の女だよ、喧嘩売る相手を間違えたな。チンピラくん?」

そしてゆっくり顔を上げた女の目は…まるで血に飢えた狂犬。
さっきとはまるで別人だ。一条ほどではないがとんでもない覇気を纏っている。

男3「ひっ…ば…バケモンだ…!」

男「くっ…くそ!お前ら!行くぞ!」

俺は痛みで悶えている二人に声をかけ、その場から逃げた。

店を出る直前、会計を済ませつつ後ろを見ると、タバコをくわえてジッとすごい圧力を掛けてこちらを見ている一条、今にも飛び掛ってきそうな雰囲気を醸し出した女。

その女を遠巻きで見ていて、ふと思い出した。

京極組の女極道…狂犬…AA…。

普段は大人しく、極道には到底見えないが、敵対者に向ける底知れぬ覇気を纏う者が居ると。

男(あれでまだ二人揃って本気の威圧じゃねえだと…!?)

黙って店を出ようとすると

一条「おいおいチンピラくん、店に迷惑かけておいて何も言わねえのは無いんじゃねえのか?」

いつの間にかすぐ近くに来ていた一条の圧力にすっかり俺はブルッちまった。

男「ひぃっ…す、すいませんでした!」

そう言って俺は店を飛び出した。
一条はまだしも女であっても人は見かけによらねえってのは本当らしい。


〜おまけ〜

一条「店長さん、お騒がせしてすみませんでした。これ迷惑料とお会計の金額です。」

一条とAは二人揃って頭を下げる。

店長「何を仰るんですか、あの若い子達マナー悪かったので迷惑してて…」

「え、そうだったんですか!?」

店長「ええ、そろそろおたくに相談させて頂こうかと思ってたところなんです…。ですからお礼と言ってはなんですが…まだ来て少しですよね?是非ゆっくりされてください。」

一条「ですが…」

店長「日頃からお世話にってますし、ね?」

最後です。→←〜ある二人の話〜 一条夢/甘 (告知込み小説)



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ひなえ(プロフ) - 特命さん» はい、おりません! (11月21日 22時) (レス) id: a16a1e4961 (このIDを非表示/違反報告)
特命 - バグ大学公式では女性極道はいないですよね? (11月21日 22時) (レス) id: 6ea7610922 (このIDを非表示/違反報告)
ひなえ(プロフ) - ソングさん» ありがとうございます!☺️ (2023年2月21日 18時) (レス) id: a16a1e4961 (このIDを非表示/違反報告)
ソング - ッスゥ〜好きです (2023年2月21日 17時) (レス) @page19 id: 8c9d1c521b (このIDを非表示/違反報告)
ひなえ(プロフ) - 林檎の花さん» そうなんですね、可愛い名前ですね☺️ (2022年11月19日 21時) (レス) id: a16a1e4961 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ひなえ | 作成日時:2022年9月18日 18時

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