ヒューマンバグ大学短編集４！ (ページ20)

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続きですページ20

城ヶ崎「どうした小湊」

小湊「いーえ、ちょっと知り合いが居ただけですよ。」

城ヶ崎「知り合いだと？」

そんな怪訝な顔して…酷いなあ。隻腕の処刑人なんて言われてる僕に知り合いなんて言ったら、驚くのも無理ないか。
何気なくレジに目をやったら急に目出し帽を被った男がレジに来たんだ。所謂強盗ってやつ？

小湊「目出し帽って…ベタだよねえ…」

城ヶ崎「ああん…？」

その直後、目出し帽の男が店員であるAに向かって包丁を向けたんだ。

「なっ…！何なんですか！？」

強盗「この鞄の中に有り金全部詰めろ！」

城ヶ崎「たまには自分で買い物をと思って来てみりゃ…うるせえな…おい。」

城ヶ崎が強盗の肩を掴む。

強盗「なんだてめ…ぐげぇっ！？」

小湊(あ、殴った)

「え…」

城ヶ崎「おい女。俺は急いでる、追い返せば問題はないな？」

「え…追い返すって…」

小湊「やあA」

「えっ…圭一さん…！？」

城ヶ崎「なんだ、知り合いっていうのは店員のことか」

強盗「舐めやがって…！」

城ヶ崎「失せろ、お前に構っていられるほど俺は暇じゃないんだ」

城ヶ崎の殺気に強盗は多慌てで逃げていった。それぐらいで逃げるんだあ…。

「…あの、ありがとうございました！圭一さんのお友達ですか？」

城ヶ崎「なに？お友達だと…？」

小湊「うーんA…お友達というよりこの人は僕の上司だよ」

「えっ！？そ、そうなんですか！？すみません！」

城ヶ崎「…ふん、まぁいい。それより会計を」

「はい！」

小湊(…何か気に入らないなぁ…。さっきのあいつAに刃物向けたよね？悪いやつなんだなぁ、よし…やっつけちゃおーっと♡)
小湊「僕、ちょっと先外出てまーす。またね、A」

「えっ…うん！またね！」

僕は外に出てさっきの男を探した。

小湊(あ…見ぃーつけたぁ♡)
小湊「ねえねえ、おじさんさっきAに刃物向けたよね？」

強盗「ひっ！？…お、お前さっきの…」

小湊「Aに刃物向けるなんてさ、どんな頭してたらそうなるの？中身見せてー♡」

僕は男の頭を切り落とした。男は死にたくないとか何とか言ってたけど…、Aに刃物を向けたんだから、死んじゃってもしょうがないよねぇ？

やがてコンビニから出てきた城ヶ崎と再度車に乗り込んで仕事へ向かった。それから一週間後…事務所に呼ばれて向かってみれば何故だかそこにAがいたんだ。