ヒューマンバグ大学短編集！

〜関係性〜　相良夢/甘 ページ22

俺は久我虎徹、カチコミに行くのに一条の兄貴に頼みに行く途中、京極組の名カップル特殊警棒の相良こと相良の兄貴と、薙刀のAことAの姉貴が同じ部屋でそれぞれの書類とパソコンに向かい合っているところを見かけて、一言申したくてたまらない新進気鋭の極道だ。
この二人が付き合っているのは有名なので、それは知ってはいた。しかし、だ。

相良「んんっ」

「はい、お茶」

相良の兄貴が伸びをしたらお茶か珈琲をすぐに置いてたり

相良「腹減った…」

「はいお弁当」

小さな呟きを逃さないし、お弁当作って持ってきてたり…。

久我「一条の兄貴、ちょっと気になってたんですけど」

一条「んー？」

久我「あの二人って…」

俺は思わずチラッと二人の方に視線を向ける。

一条「ん？あぁ、本当仲良いよなぁ。」

久我「…兄貴とお二人って同期っすよね？昔からあんな感じなんですか？」

一条「いや…昔はあんなんじゃなかったな。Aは短気ですぐうるせぇとか言うような口の悪さだったし。同期に対してだけではあったけどな」

久我「え！？Aの姉貴がですか？」
久我(そんなふうには見えねぇ〜…)

久我「兄貴…あの二人カップルってか…」

一条「あぁ…言わんでもわかる。」

一条/久我(熟年夫婦みたいだな)


その頃の相良と(恋人)は

「へっくし！！」

相良「風邪か？」

「かなぁ？」

相良「ん」

相良は上着を脱ぐとAに自分の上着を押し付けるように渡し、部屋の湿度調整をし始めた。

「ふふっ…ありがと」

相良「…おう」

そして相良は照れくさそうに頬をかいた。

〜お酒の力〜　久我夢/甘→←続きです

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