続きです ページ30
久我「なぁA、イルカショーだって。行ってみないか？」
「わ、いいね。行きたい」
勿論、これもカップルらしく見せるためタメ口で呼び捨てにし合うのも予習済だ。
そしてイルカショーを待つ間水族館隣接のファーストフード店に俺が買い物に行き、Aを席で待たせて様子を窺う。
久我(クソ…なかなか現れねぇな)
そう思って席に座り、Aと会話をしながら待つふりをする。ショーの際は何も起こりそうにない。
久我「A…もしあれなら少しせっかくだからショーを見てていいからな。周りは俺が気を配る。」ﾋｿ
「えっ…あ、ありがとうございます…」ﾋｿ
女の子に擬似デートなんてさせてんだ、これぐらいバチは当たらんだろう。イルカショーの間Aは目を輝かせていた。もしかしてこういうところ、来たことねぇのか？
そうしてショーが終わり、席を離れようとすると小谷が現れやがった。
明らかにAにわざとぶつかってきた男が現れたのだ。それも写真の通りの男、ビンゴだ。
「きゃっ」
久我「A、大丈夫か？おいあんた！人の彼女にぶつかっといて謝りもしねぇのか？」
小谷「あぁ！？…って…てめぇ、京極組の久我！？」
久我「はぁ？俺は久我なんて名字じゃねぇよ」
小谷「嘘つけこら！」
「スタッフさん！この男痴漢です!」
小谷「なぁっ！？き、君は…」
久我「スタッフさーん！裏に連れてって貰えますかねぇ？」
これは勿論スタッフに事前に話してある合図だ。
周りの客にヤクザと知れて騒ぎを起こすわけにはいかねぇしな。
男は見事回収され俺達はこっそり後でスタッフルームに案内されて入り、廃工場へと連れ帰り、たっぷりお仕置きと尋問だ。
後に知ったことだが、この男の惚れた女ってのはまさかのAだったらしい。だが勿論Aはこの男を知らないそうだ。
この男はその後、死ぬまで役に立ってもらってるよ。組専用サンドバッグとしてな。
ところで…Aの一緒にいた男ってのは…一体誰なんだ？
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ゆう - 一条さんのプロポーズに惚れました！！！！ (2022年11月1日 18時) (
レス) @page33 id: 945705f77e (このIDを非表示/違反報告)
鈴 - 一条さぁぁん！！プロポーズが素敵ですぅぅ！！ (2022年8月6日 6時) (レス) @page33 id: e9f5fada24 (このIDを非表示/違反報告)
もっち(プロフ) - 一人一人の話が長くて好きです！更新待ってます( ^ω^) (2022年7月13日 15時) (レス) @page7 id: 52318af24f (このIDを非表示/違反報告)
夢女子うさこ - 嗚呼嬉しいです相良さんいないの多かったので嬉しいです！ (2022年5月29日 23時) (レス) id: 2580a6b5e0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ひなえ | 作成日時：2022年5月27日 13時
