154話 ページ20
今日は雄英高校の体育祭。
Aがアメリカに発ってから、あっという間に一年が経とうとしていた。
クラス替えは行われず、教室だけが１−Aから２−Aへと変わった。
「私たちもう２年生なんだね！後輩にビシッとカッコいいとこ見せないと！」
そういう芦戸はどこか落ちついた雰囲気になり、他のクラスメイトも１年の間にどこか大人びた雰囲気を纏うようになった。
「Aちゃんは体育祭観にこれるのかしら。」
「まぁ来れなくたってアメリカで絶対観てくれてるさ！」
蛙吹の問いに切島が答える。
すると「そうね、ケロ」と嬉しそうに微笑んだ。
その会話を聞いていた爆豪はある疑問を抱いたが、数秒後麗日が代弁するかのように言葉を放つ。
「でもここ１ヶ月くらいAちゃんと連絡がとれないんよ。」
「長期で何かやっているのかな？」
緑谷もそのことを聞いて心配になり、自分の考えを口にする。
「そうやったらええんだけど。通話だけじゃなくてメッセージも既読にならんのよ。」
その言葉に爆豪もふっと肩を落とす。
自分だけではなかったことに少しの安堵と、何か危険なことに巻き込まれたのではないかという不安が彼を襲う。
「(…体育祭終わったら、アメリカにいってみるか…？)」
悶々と考えていると、うっとおしい程大きな声で飯田が指示を出す。
「皆！会場へ移動するぞ！！一列に並びたまえ！」
１年前と同じ会場、内容は１年の時とは違う種目になっていたが、バトル形式のトーナメントと言う点は変わらないようだ。
体育祭開始時刻となり、プレゼントマイクの進行によって滞りなく進んでゆく。
午後、２年生の部が開始。
数々の種目で生き抜いた生徒１７名がこれからトーナメントを行っていくことになった。
「精々残れやデク！」
「…！決勝で君に勝つ！」
爆豪と緑谷の関係はまだまだ歪なものだが、それでも良きライバルになってきている。
「しかし何故奇数なのだ！？」
飯田が疑問を口にすると、同じことを考えていた者たちから同じ声が上がった。
そう、初戦はB組の１人だけ名前が書かれており、対戦相手は空白だったのだ。
初めての出来事に会場がざわついていると、巨大モニターにノイズが走り、プレゼントマイクが話し始める。
「初戦！B組ボーイの相手はーーーー！噂のスーパーガール！」
するとモニターが強烈な光を放ち、ある人物が飛び出てきた。
「本日帰国！雄英初のブレバリーハイスクール留学者！！都築Aだあああ！！」
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にのに - ご結婚だぁぁあ (2020年9月14日 10時) (
レス) id: 85146adaec (このIDを非表示/違反報告)
MAKEOVER(プロフ) - ハゲ！ばか！さん» ありがとうございます！嬉しいです＾＾ (2020年3月25日 22時) (レス) id: 6f5c55dffc (このIDを非表示/違反報告)
ハゲ！ばか！ - 大変よいですね！ (2019年11月16日 20時) (レス) id: 16f3197883 (このIDを非表示/違反報告)
MAKEOVER(プロフ) - 夢桜さん» 応援ありがとうございます！最初から読んで頂いてるなんて凄く嬉しいです＾＾！ラストスパートですので、完結までお付き合いいただけると嬉しいです！ (2019年8月28日 0時) (レス) id: 6f5c55dffc (このIDを非表示/違反報告)
夢桜(プロフ) - ひえぇ！！まさか2年の体育祭を見れるとは思いませんでした！！最初から読ませて頂いてます！とても内容などが好きです！！これからも無理はせず頑張って下さい！！ (2019年8月26日 13時) (レス) id: 505f8e7c76 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：MAKEOVER | 作成日時：2018年7月8日 14時
