147話inアメリカ（レオside） ページ13
Aの部屋でロゼと共に課題をしていたら、誰かの携帯がなった。
どうやらAのものだったらしく、相手は日本のクラスメイトから。
ここで通話をしていいか尋ねられたので俺たちは勿論OKだと伝えた。
のだが、
Aが持つ携帯に映し出されるクラスメイトの中に、他の子とは違った視線を送っている奴が２人いた。
「(もしやもしや…？)」
ある考えが浮かび、俺は立証するためAに身を寄せる。
すると見る見る表情が曇り、やがて無意識なのか個性を発動させ始めた。
「(おいおい…、超面白いことになってるじゃんか。)」
味を占めたレオはより一層Aに近づく。
するといきなり体に衝撃が走る。
「…んな妬くなよ”ロゼちゃん”」
そう言ってやると数倍威力が増した衝撃がもう一度体を襲う。
「(全く罪な子だな、Aは)」
殴られた勢いで倒れた姿勢のままぼぉ〜っと考えていると、いくらか時間が経っていたのか
通話を終え、ロゼは自室に資料を取りに行っていた。
レオはゆっくり体を起こし、のそのそと歩いてまたAの隣へ座る。
『あ、レオ起きたんだね。』
「ロゼのパンチは強烈だからなぁ、」
そう冗談を言いつつ、Aの顔色を伺う。
「…んで？どっちと付き合ってるわけ？」
片膝を立て、口元を緩ませながら問いてみた。
『…へ？』
「あの部屋にいた両端の男だよ、赤白とツンツン。」
俺の予想だとAは優等生で落ち着いた雰囲気だから、あえて自分とは間反対っぽいツンツンと出来てそうだけどなぁ。
『いや、どっちも付き合ってないよ。』
「……マジ？」
え、本気で言ってる！？と若干脳内パニックのレオにAが続ける。
『まだ私恋愛とか良く分かんないし。』
でた。何で俺の周りって恋愛に無頓着な子が多いかなぁ。ロゼもなんだかんだ１６年ほとんど一緒だったのに浮いた話一つもきかねぇしなぁ〜。
腕を組み、眉間にしわを寄せて何か考えているレオ。数秒後、Aによって落とされる爆弾によって彼の脳内は益々収集が着かなくなる。
『…ねぇレオ。』
「ん？」
『レオってロゼのこと好きでしょ。』
「……ん？」
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 700人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「ヒロアカ」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
にのに - ご結婚だぁぁあ (2020年9月14日 10時) (
レス) id: 85146adaec (このIDを非表示/違反報告)
MAKEOVER(プロフ) - ハゲ！ばか！さん» ありがとうございます！嬉しいです＾＾ (2020年3月25日 22時) (レス) id: 6f5c55dffc (このIDを非表示/違反報告)
ハゲ！ばか！ - 大変よいですね！ (2019年11月16日 20時) (レス) id: 16f3197883 (このIDを非表示/違反報告)
MAKEOVER(プロフ) - 夢桜さん» 応援ありがとうございます！最初から読んで頂いてるなんて凄く嬉しいです＾＾！ラストスパートですので、完結までお付き合いいただけると嬉しいです！ (2019年8月28日 0時) (レス) id: 6f5c55dffc (このIDを非表示/違反報告)
夢桜(プロフ) - ひえぇ！！まさか2年の体育祭を見れるとは思いませんでした！！最初から読ませて頂いてます！とても内容などが好きです！！これからも無理はせず頑張って下さい！！ (2019年8月26日 13時) (レス) id: 505f8e7c76 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：MAKEOVER | 作成日時：2018年7月8日 14時
