84話 ページ42
口元に手をやり少し悩んだような顔をしたベストジーニストの横を、ヒーロースーツを纏った少女が
青みがかった黒い髪の毛を揺らして走っていく。
『お兄ちゃん、少し怖かったかな？』
凛とした綺麗な声が後ろから聞こえる。
その姿に先程まで大声を上げて泣いていた子供達も目を見開いて固まっていた。
「っA！！お前なんでっ」
Aは子供達の前に行くとしゃがみ込んで棒つきキャンディを見せる。
『お兄ちゃん怖いけど凄く強いんだよ。きっと皆のこと守ってくれるから応援してね。』
そう言って１人１人涙を拭いてあげる。
「お姉ちゃんもテレビで見たことある！」
「すっごい強かった！！」
『フフっありがとう、気をつけて遊んでおいで！』
目元を細めて優しく微笑むと、子供達はすぐに顔を赤らめながら飴ありがとうと言って
走っていった。
その光景を微笑ましく見ていると横から声を掛けられる。
「何でここにいんだよ。お前確か保須じゃなかったか。」
『そうなんだけど、実践やってみようってことで都内に来たんだ。夕方には向こうへ帰るよ。』
少し離れて会話を聞いていたジーニストだったが、暫くして２人に近づいてくる。
「君は都築Aさんだよね。」
『はい、そうです。』
「一応君にもオファーしたつもりなんだけど、どこの事務所へ？」
『私はコントロールさんの所でお世話になっています。』
その名を聞いてジーニストの表情が変わる。
「あのコントロール事務所にか！？」
『そうですけど…』
その反応に少し疑問を持っていると、後ろからドスの効いた地鳴りのような声が聞こえた。
「お前何勝手にほっつき歩いてんだぁ」
ジーニストと勝己の肩が少しだけ跳ね上がる。
しかしAは素早く後ろを向いて謝罪する。
『コントロールさん、すいません、子供の泣き声が聞こえたので。』
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それいゆ(プロフ) - 風速100�辰気�» 楽しんでいただけて幸いです！これからも少しずつですが更新していくので良かったら見ていってください＾＾ (2017年9月30日 18時) (
レス) id: 6ca5e17515 (このIDを非表示/違反報告)
それいゆ(プロフ) - 海苔巻さん» ありがとうございます＾＾とても嬉しいです＾＾！頑張ります！ (2017年9月30日 18時) (レス) id: 6ca5e17515 (このIDを非表示/違反報告)
風速100��(プロフ) - オチが誰になるのか考えながら楽しく読ませていただいてます！これからも更新頑張って下さい(^ ^) (2017年9月9日 20時) (レス) id: 345fc05a24 (このIDを非表示/違反報告)
海苔巻(プロフ) - このお話本当に大好きです！更新頑張ってください！! (2017年9月4日 21時) (レス) id: f9e32566f1 (このIDを非表示/違反報告)
それいゆ(プロフ) - 神楽と来夏さん» ありがとうございます＾＾そう言って頂けて嬉しいです！ (2017年8月26日 19時) (レス) id: 6ca5e17515 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：MAKEOVER | 作成日時：2017年4月9日 15時
