65話 ページ21
[両者一歩も引かないぜ！！くぅ〜！おいイレイザー！お前のクラスまじで凄いな！！]
[俺は何もやってねぇよ。]
「(…あの時もそうだったな。)」
――――――――――――
――――――
―――
「じゃ、体験４日目だけど頑張っていこうか！相澤君！」
「はい、宜しくお願いします。」
その時俺は雄英高校２年生になり、２回目の職場体験を受けていた。
そして今はヒーローと共に外回りをしている。
「しかしここら辺はあのヒーローが住んでるだけあって事件が少ないよな！」
「そうだな、まぁ住所自体は分からないけどここらは敵もビビッて近づけねぇよ。」
「…すいません、あのヒーローとは…？」
「ほら、３年くらい前に結婚して話題にもなったろ！“クリエイター”と“アナリシス”！」
そんな有名なヒーロー夫婦が住んでいる地域だったのか、そりゃ犯罪も少ないわけだ。
俺も何度かテレビやニュースで見たことはある。
確かあの２人が出会ったのも雄英なんだよな、
どうでもいいけど。
そして大分日も傾き仕事帰りの人々で賑わいだした頃、事件は起こった。
「んじゃ、もうひと踏ん張り！頑張っぺ！」
「はい。」
仕切り直して歩き出そうとした瞬間、大きな爆発音と共に地面が揺れる。
「な！何だ！！？」
空を見上げるとどす黒い雲が上がっている、近い！
「っ！相澤君は他の事務所に救援の連絡をしながら僕について来て！」
「分かりました。」
走って逃げ惑う人の波を掻き分け、大通りに面した住宅地に到着した。
しかしそこには見るも無残な光景が広がっていた。
あたり一面血の海――
いくらヒーロー志望とはいえ、まだ若い俺には来るものがあった。
咄嗟に口元を押さえ冷静になるよう深呼吸する。
「(怪我人はいるが建物の影に避難させてある、)」
「何だあの黒い人影は！！」
一緒に来たヒーローの言葉で初めて気がついた。
血の海を作ったであろう人物、と言っていいのか分からない影がそこにはあった。
「先に着いたヒーローもやられてる！クリエイターとアナリシスが来てくれ…れば…」
徐々に小さくなる声に思わず顔を覗くと、彼は顔を青白くして奴をゆっくり指差す。
「あれ…クリエイターとアナリシスじゃないか…？」
そこには血だらけになって動かなくなっている私服の夫婦がいた。
しかもよく見ると小さい子供がそばに座り込んでいる。
黒い人影はこちらに気がついたのか、一瞬で俺ら２人を
建物にぶっ飛ばした。
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それいゆ(プロフ) - 風速100�辰気�» 楽しんでいただけて幸いです！これからも少しずつですが更新していくので良かったら見ていってください＾＾ (2017年9月30日 18時) (
レス) id: 6ca5e17515 (このIDを非表示/違反報告)
それいゆ(プロフ) - 海苔巻さん» ありがとうございます＾＾とても嬉しいです＾＾！頑張ります！ (2017年9月30日 18時) (レス) id: 6ca5e17515 (このIDを非表示/違反報告)
風速100��(プロフ) - オチが誰になるのか考えながら楽しく読ませていただいてます！これからも更新頑張って下さい(^ ^) (2017年9月9日 20時) (レス) id: 345fc05a24 (このIDを非表示/違反報告)
海苔巻(プロフ) - このお話本当に大好きです！更新頑張ってください！! (2017年9月4日 21時) (レス) id: f9e32566f1 (このIDを非表示/違反報告)
それいゆ(プロフ) - 神楽と来夏さん» ありがとうございます＾＾そう言って頂けて嬉しいです！ (2017年8月26日 19時) (レス) id: 6ca5e17515 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：MAKEOVER | 作成日時：2017年4月9日 15時
