噂のあの子は能天気【ツイステ】

#協力 ページ14

アミーカとの通話を終えた私は、いつもの調子を取り戻していた。

＿＿＿＿＿僕、AがNRCに戻れるよう、説得するから！！ねっ！？

Aがそんなに暗いと、友達も心配するよ〜。＿＿＿＿＿

な〜んてアミーカは言っていた。

私ってば、いい親友に恵まれたなぁ〜。

そしてアミーカ曰く、迎えの馬車には彼女以外にも乗ってくるらしい。

スノードロップ寮の寮長、エイル・オブジアンさんと

ソードキティの寮長、アイズ・フリーンさんが乗ってくるらしい。

PPCについたらエイルさん、アイズさんを入れた寮長たち4人と私で会議がある…ともアミーカは言っていた。

不安もあるけど、楽しみだな！

私はワクワクしながら談話室へと入った。

さっきと変わらず皆くつろいでいたので、私もさっき使っていたソファーに腰かける。

とそのとき。

リドル「A…！」

…リドル、トレイ先輩、ケイト先輩が私の前にやってきた。

『あれ、3人揃ってどうしたの？』

私が訊いても、3人はただただ不安そうな顔をするだけなので、私は自分から話しだした。

『あ、もしかしてあの話聞いた？PPCの話。

マジで突然だよね〜、私のお母さん様www調査打ちきりなんて！w

それで今、PPCに通ってる親友が電話よこしてさ〜』

3人は深刻そうに私の話を聞いていたけれど、徐々に眉をひそめていく。

ケイト「あ、アレ…？めちゃくちゃ元気…？

い、いつもの明るいAちゃん？」

トレイ「さっきまであんなに暗かったのに…」

リドル「A？急にいつもの調子に戻って…どうしたんだい？」

『えっ？』

…ん？

さっきまでめちゃくちゃ暗かったこと、心配されてた…？？？

で、いざ声をかけてみたらいつものように元気で……ってこと？？？？

『ふっ…wwあははっwww

心配してくれたの！？ありがとう！でも大丈夫だから！

親友がね、「AがNRCに戻れるように学園長を説得するから！」って言ってくれてね。

だから私も、この学園に戻れるよう頑張る！

少しの間、席を外すだけ！！

絶対ぜぇっーーたい、戻って来ますから！』

ご安心を！！と笑う。

こんなこと言ったら、いつものように呆れられるかな？

そう思ったけど……。

3人は、優しく笑った。

リドル「君なら大丈夫そうだね……。待ってるよ、A」

トレイ「Aが元気そうで良かった。くれぐれも、無理せずにな」

ケイト「あははっ、Aちゃんらしい！寂しくなったらいつでも連絡しておっけーだからね！」

『ふふっ……。ありがとう』

3人の言葉に、私は笑顔で頷いた。

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