好き ページ26
裕太side
「寝れば治りますよね、これ。」
『ちゃんとご飯も食べればな』
「作るの、だる。」
『え？自分で作れ言われんの？熱でも』
「あぁ、お母さん帰ってくるの遅いから誰もいないんですよ。笑」
今日は、よく喋ってくれるAちゃん。
熱のせいか、顔もいつもより赤く染って
歩くスピードもいつもより遅め。
そんなAちゃんに合わせながらゆっくり帰る。
『あんま、無理せんのやで』
「はい、笑」
…なに、話せばええんかな。
あ、
『LINE、交換せん？』
「え、？」
『あぁ、別にあれやったらええんやけどさ、』
「ふふ、全然いいですよ」
『…ありがとう笑』
なんかもう、俺たぶん、、
この子の事好きなんや。
やないと、こんな必死にならんて。笑
自分で思っといておかしくなる。
「中務先輩って優しいですよね、」
『…そうかな』
「第一印象がそうだったから、？笑」
『今日のは誰だってあぁするのが当たり前やろ』
「当たり前に出来るとこが優しいんですよ」
私が中務先輩だったら
声なんてかけられるかわかんない、って
ぼそぼそ言ってるAちゃん。
訳分からんくらい可愛い、
「家ここです。ありがとうございました」
気がつくと目的地に到着。
家真っ暗でほんまに誰もおらんみたいで
少し心配になる。
と、それを察したのか
「今日はご飯食べて早めに寝ます。大丈夫ですよ？笑」
なんて言うもんやから、
どっちが年上やねん、って笑
『じゃ、気ぃつけて。おやすみ』
「おやすみなさい」
そっかぁ、俺、
めちゃめちゃ好きやんか。
・
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 108人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「オリジナル」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
亜嵐LOVE - やっぱり面白すぎて何回も読みに来ちゃいますね、ゆっくりで良いので更新頑張って下さい！ (2020年6月7日 7時) (
レス) id: 1d6fa76e88 (このIDを非表示/違反報告)
亜嵐LOVE - 応援してます更新頑張って下さい (2020年3月13日 17時) (レス) id: 1d6fa76e88 (このIDを非表示/違反報告)
亜嵐LOVE - この物語めっちゃ好きです (2020年3月13日 17時) (レス) id: 1d6fa76e88 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：たらこ | 作成日時：2020年1月2日 9時
