7話 ページ7
ト「…非売品？」
『は､はい…』
ゾ「本の存在を知ってる人は他にもおるん？」
『んー…。あまり覚えていないけど､
両親は私の事嫌いだったから興味なんて無かっ
ただろうし…､
ましてや友達なんて居なくてポチだけだったか
らなぁ〜…。
多分私だけですね』
ゾ「そ､そっか…」
鬱「え､辛い！過去辛すぎるやろ…！
ずっと一人やったん？」
『そうですねぇ…あっでもポチがいたので！』
私が笑顔でそう答えると､鬱先生は私の方へと足を進めた。
どんどん距離を縮めてくるから､思わず後ずさる。
が､後ろには本棚があり､これ以上は下がれなくなってしまった。
こわこわこわっ！
なんだ急に！！
迫り来た鬱先生は､私の目線の高さに合わせると､笑顔で私の手を取った。
鬱「ねぇ､僕が君の友達第一号になってあげる」
『…は､えっ？』
友達になってくれるの？
『ほ､ほんとですか！？』
鬱「もちろん､って…いっっったぁぁあ！」
突然､トントンは鬱先生に1発蹴りを入れた。
握られていた手がパッと離れる。
ト「“友達”って言葉に釣られちゃあかんで！
コイツと友達になったら危険や」
『なっ！…わ､わかりました！！」
鬱「痛い！！トンチ酷いっ！！！
…そ､そんなことないよ〜Aちゃん？
別に友達以上の関係になろうだなんて､
これっぽっちも思ってなんか…」
ほんとだこの人危なそう｡
そう思って私は顔を引き攣らせた。
ゾ「ところでさ､グルッペン。
この子に会いたかってんねやろ？
なんで急に黙りこくってしもうたん」
グ「……いや､…うーむ……」
グルッペンは何やら考え事をしているよっだった。
ま､まさか私の事どう痛ぶって殺してやろうか…なんて考えてるんじゃ……！？
自分でそう思っておいて､身震いしてしまった。
するとグルッペンは､1度大きく深呼吸した後､みんなにこう聞いた。
グ「…今､お前達以外に他に誰かいるん？」
ト「えっと､確か…ロボロが地下におったな」
ゾ「ひとらんが畑にいたで」
鬱「シッマは自室で寝てたんやけど…」
グ「そいつら全員さ､ここに呼んでくれへん？」
ト「…べ､別に構わんへんけど」
おやおや。
どうやらまた人数が増えるみたいです。
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メルカ(プロフ) - ちょっと物騒だけど可愛い主人公だ。そして寝起きヤバイｗ更新楽しみにしてます。 (2017年7月5日 21時) (携帯から) (
レス) id: 2e758c4e7a (このIDを非表示/違反報告)
タオル(プロフ) - チョコケーキさん» コメントありがとうございました！そう思ってくださると嬉しいです…！！更新頑張ります！ (2017年4月8日 10時) (レス) id: 2fd55dc8e0 (このIDを非表示/違反報告)
チョコケーキ - 主人公ちゃんが可愛すぎる(*´▽｀*)更新楽しみに待ってます(｀・ω・´)頑張ってください！ (2017年4月7日 18時) (レス) id: ff397df60b (このIDを非表示/違反報告)
タオル(プロフ) - リナさん» コメントありがとうございました！わぁ嬉しいです…！！更新頑張ります！ (2017年3月28日 11時) (レス) id: 2fd55dc8e0 (このIDを非表示/違反報告)
リナ - こういう話好きです。更新ふぁいとです(笑)応援してます！ (2017年3月28日 10時) (レス) id: d0614b1771 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：タオル | 作成日時：2017年3月25日 9時
