電話 ページ6
屋上のいつものベンチに座ろうとして、足を止めた。
A「あれ・・・スンユン君」
そこには、iPhoneを片手に佇むAヌナがいた。
スンユン「あ・・・すみませ・・・」
A「だからなんで謝るの？悪い事してないのに」
ふわっと笑った彼女に、どうしようもなく心臓が早く脈を打つ。
綺麗な笑顔すぎて、思わず下を向いてしまった。
A「気分転換・・・？こっち座る？」
こっち・・・・隣・・・？
A「どーぞどーぞ。私、電話しにきただけだから」
彼女にNOとは言えなくて
俺は、静かに隣に腰を下ろした。
夜風と共に香った香水の柔らかい香りに、胸がまたぎゅっとなる。
A「あ！！！かかってきた！！ごめんね？スンユン君」
俺に断り、いそいそと電話に出る彼女
さっきの綺麗な笑顔とは違って、少女みたいな幼い笑顔
俺は、反射的にまた下を向いた。
A「・・・・そう。わかった。うん」
耳に入れたくなくても、勝手に入ってくる声は
少し、意外にも寂しそうで
思わず、ちらっと目を上げる。
A「うん、ううん。大丈夫だよ。頑張ってね？」
ピッという機械音。短い電話。
切った後、彼女はふうと溜め息を付いた。
スンユン「たぷひょん・・・ですか？」
どうしてそんな事をわざわざ聞いたんだろう。
彼女は、少し驚いた顔をして。
そしてまた、にこっと笑った。
A「うん。」
寂しそうな目・・・・
スンユン「なんで、そんなさみしそうなんですか？」
聞いてはいけない事を口にする自分
自分でもよくわからない。
A「今日は会えないって言われちゃった。しょうがないね。仕事だもんね」
子供みたいにしゅんとした表情にも、やっぱりぎゅっと胸が鳴る
A「でも、頑張るの！私のアイドルだもん！」
急にガバっと立ち上がった彼女を俺はポカンと見上げた。
スンユン「アイドル・・・・？」
A「そ、アイドル。たぷは私のアイドルだから」
大人な彼女から出た「アイドル」なんて言葉に
俺は、やっぱり目を丸くしてその姿を見上げてた。
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tao(プロフ) - チェミさん» ありがとうございます(^^♪私もこの二人には思い入れも強くって！笑 かわいい二人をまた書きたくなりました☆正直、もうこの二人は書かないほうがいいのかなと思ってたのですが、またちょこちょこ短い話を更新しちゃうかもです。笑 (2014年10月4日 1時) (
レス) id: a17266fc69 (このIDを非表示/違反報告)
チェミ(プロフ) - いやーもうやっぱり好き！笑 このたぷと私、本当にすき！ぁあ〜好き！素敵ですよね♪ 一瞬で頬っぺたじゃなく心臓を鷲掴みでございます☆ (2014年10月4日 1時) (レス) id: 430581e7c3 (このIDを非表示/違反報告)
tao(プロフ) - はなごんさん» ヤキモチたぷ、かわいかったですか？嬉しいです！この2人はたぷがこんな恋してくれてたらなあ。。ってゆう私の希望です^_^また本編の穴埋めみたいに番外編更新したいなーとか思っちゃってます。笑 (2014年10月2日 13時) (レス) id: c798181044 (このIDを非表示/違反報告)
はなごん(プロフ) - あー、こっちの2人も大好きですヽ(；▽；)ノたぷさんのセリフも、スンユンの片想いも、きゅーーーーってなりました(｡-艸-｡)しずかーーに、しれーーっと妬くたぷさんが可愛いぜ(￣▽￣) (2014年10月2日 10時) (レス) id: 836ea536f4 (このIDを非表示/違反報告)
tao(プロフ) - こーさん» ありがとうございます〜！思いのほか二人が愛おしくて、完結後にその後を付け足してしまいました。笑 お色気なヌナと思いきや、オトボケヌナと付き合ってるたぷ。笑 やっぱりいいですね〜。続編リクエストありがとうございます！思いついたら書いてみようかな・・・笑 (2014年10月2日 7時) (レス) id: a17266fc69 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：tao
| 作成日時：2014年10月1日 21時
