カズの隣で…。☆kazunari ninomiya☆【Part3】 (ページ15)

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♯64 一番好きな時間ページ15

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そういえば…前に聞いたことがある

安達先生は他の女の先生から嫌われてるって…

まぁそんなの安達先生が綺麗すぎるから皆ひがんでるだけだと思うけど…

だから誰も教えてくれないのかな…？

男の先生なら教えてくれるんじゃ…

って思ったけど…職員室に入って分かった

安達先生が通り過ぎるたびに振り返る男の先生たち…

それを見てひそひそ言う女の先生たち…

これじゃあ聞けないよね…

何言われるか分かんないもん…

安達「本当にごめんね

委員長さんにもやることいっぱいあるのに…」

先生のお手伝いをしていると

安達先生は申し訳なさそうに言った

「いえ、全然大丈夫です」

そう言うと、優しくニコッと笑う先生

本当に綺麗…

なんでこんなに良い先生がいじめられなきゃいけないんだろう…

そう思うと、胸がキュッと痛んだ

「先生…何か手伝う事があればいつでも私に言ってください！

私は先生の味方です！！」

余計な事言っちゃったかなって思ったけど

泣きそうな笑顔で「ありがとう」と微笑んだ安達先生は

とても嬉しそうだった

それから先生は何度も私を頼ってくれるようになって

私はなんだかそれが嬉しくて…先生の事がもっと大好きになっていた

ｷｮｵｺ「…ちょっとA～…

最近安達先生と仲良くしすぎじゃない？」

ブスッとして私を睨むｷｮｵｺ

ｷｮｵｺ「私あの女嫌い…」

あぁｷｮｵｺ、綺麗な人嫌いだもんね…

「でも安達先生、すっごい良い人だよ？」

そう言うとｷｮｵｺは頬っぺたを膨らましてそっぽを向いてしまった

ﾄﾓ「ふふあの子、最近Aが構ってくれないからすねてるだけよ」

とﾄﾓちゃんは呆れたように笑った

昼休み、カズにお弁当を持って行く

私はその時間が一日の中で一番楽しみだったりするんだけど…

今日は珍しく廊下にいるカズ

そっか…中庭は雨で出れないもんね…

「はい、カズお弁当」

和「ん、サンキュ」

なんか今日は不機嫌そう…

なんかあったのかな…

「どうしたのカズ…
なんか元気ないね」

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