カズの隣で…。☆kazunari ninomiya☆【Part3】 (ページ12)

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♯61 マイナスイオンページ12

「今日からマネージャーになりました

よろしくお願いします」

雅「委員長がマネージャー！？マジで？？」

潤「Aなら安心だな、よろしく」

智「A、よろしくね～」

翔「Aちゃんは承けてくれると思った

ありがとうよろしくね」

「はいっ！！頑張りますっ！！」

結局私は会長の話を承ける事にした

皆いい人だし、きっと楽しいって思ったから

和「よぉーA、ま、頑張れよ」

私の頭をポンッと叩くカズ

「・・・うん」

最近のカズは優しい

でもその優しさは今の私には苦しいだけだよ…

智「…A…？どうかしたの？」

大ちゃん先輩が柔らかい笑顔で話しかけてくれる

この人ほんとマイナスイオン出てるなぁ～

「いえっ！大丈夫ですっ！！

よしっお仕事頑張ろっと！！」

余計な事を考えないように気合いを入れて

ほっぺを両手でパシッと叩いた

智「・・・・・」

．

「ふぅーやっと終わった…」

部活が終わると外はもう真っ暗

サッカー部の仕事って結構大変なんだなぁ～

制服に着替え支度をして

帰ろうとした時……

和「何一人で帰ろうとしてんの？」

「……カズ………」

部室のドアにもたれかかって

不機嫌そうこっちを見てるカズ

「だ…だって……」

和「暗い時に一人で帰んなって言ったじゃん」

そうだけど…

和「オレ着替えるから外で待ってて」

カズは強引に私を部室から追い出すと

ﾊﾞﾀﾝｯて勢いよくドアを閉めた

一緒に帰れることはすごく嬉しいよ…

だけどそれはカズにとっては何でもないことで

私がカズの幼なじみだから…

それだけの理由なんだって思うと苦しくて…どうしようもなくって…

すごく悲しいの…

智「あれ～A？何してるの？」

今から部室に入ろうとしていた大ちゃん先輩が

私を見つけてフニャっと笑う

智「ねぇA、何か悩み事でもあるの？

オイラ話すのは下手だけど話聞くくらいならできるよぉ？」

大ちゃん先輩の優しさになんだか泣きそうになる…

智「もしかして…ニノの事？」