君はゆうれん石みたい。 (ページ3)

今日:1 hit、昨日:1 hit、合計:166 hit

余命3ヶ月ページ3

今日も朝がやってきた。
あと3ヶ月か。
コンコン
看護師さんかな。

朝ごはんでーすってやってきた。

看護師｢Aさん急に余命告げられるとか怖いよね。でも大丈夫！きっと強いよあなたは！｣

『はい、、』
実際本当にそう思ってるのかが気になるところだ。これだからあんまり信用出来ないのだ。

もぐもぐ

ご馳走様でした。

10時になった。

コンコン

今度は誰だろう。

友人だった。

友人｢あのさ、死ぬの？死ぬのなら話したいことがあるんだ。｣

『死ぬと思うよ。何。？話って。』

友人｢あのさ、タンザナイトって知ってる？｣

何それ。知るかよ。

友人｢知らないよね！これっ！｣

そう言って写真を見せてくれた。
綺麗だった。
友人｢Aの目の色みたいでしょ？｣

『確かに....』
でもこんなに惹きこまれそうな目はしていない。

友人｢綺麗でさ、Aみたいだなーってそれだけ！じゃーね！｣

『あ、うん。』

嵐みたいだったな。
そういうやつかあいつは。
タンザナイトかぁ、もう一度みたいな、そう思いスマホで検索し出す。
見終わる頃には宵になっていた。