Lovely Days～EXOと過ごした日々～7 (ページ9)

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私の目の前には、ちゃっかりとスタンバっているセフン君。やっぱり目を閉じていてもかっこいい。

でもまぁ。
このままこの流れに乗るのもなんだか悪くない気もする。

この前の、思い出しただけで胸がときめくような‥優しくて甘くて蕩けそうなキス。
もしかしたら心のどこかでは、またあの甘美な瞬間を味わってみたい、と思っているのかもしれない‥

って言うか。
『僕とキスするの嫌なんですか？』だなんて。
そんなこと誰が言いました？そもそもこーいう時って、もっと気にするべきポイントがあると思うんだけど？タイミングとかシチュエーションとか‥

「まだですか？目を開けますよ？」
「わー！ちょっと待って！！」

慌ててセフン君の目を手のひらで覆う。今視線が合ったらせっかく決めた覚悟が揺るぎそうだわ！

‥落ち着け私。とても簡単なことだ。
そうよ、自分の気持ちに素直になればいいだけ。

でも‥どうしよう‥
あぁどきどきする‥

よし。ここは勢いでいこう！
私は深く息を吸い込むと。

まるでスローモーションのようにゆっくりと顔を近づけ、そっと唇を重ねた。