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そして数時間後‥
MC「今日のゲストはAさんでした。ありがとうございました！」
「ありがとうございました！」
MC「それではまた来週！」
ｽﾀｯﾌ「はい！OKです！Aさんお疲れ様でした！」
「ありがとうございました！また機会があったらよろしくお願いします！」
はぁ‥終わった‥
私はこっそりと安堵のため息をつく。
ざわつく気持ちをひた隠しにして、私は何とか無事にトーク番組の収録を乗り切ることができた。
スタッフさん達に見送られ、控え室へと戻りドアを閉めた途端、完全に緊張の糸が切れた私は、その場にぺたんと座り込んだ。
仕事モードから解放されて急激に素の自分に戻ると、今度は恐怖の感情がざわざわと甦ってきて。
早くここから立ち去らないと。それなのに膝が震えてうまく立ち上がれない。
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作者名：タンザナイト | 作成日時：2020年11月11日 20時
