Lovely Days～EXOと過ごした日々～7 (ページ32)

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タクミさんに促されるままエレベーターを降りた先は、廊下の両脇に控え室や会議室が並ぶフロアだった。

タクミさんはその一角にある会議室のドアをノックして、反応がないことを確認すると中へと入り、私もその後に続いた。

ドアを閉めると、タクミさんは深いため息をつく。

「もう一度聞くけど‥この間のこと、本気なのか？」
「タクミさん。私の気持ちは変わらないわ」
「一人で勝手に決めるなよ。僕の気持ちは？お構い無し？そんなの一方的で勝手すぎると思わないか？」
「一方的で勝手？それはタクミさんの方でしょ？いつも自分の都合優先で私のことなんて何一つ理解してくれなかった。何よりタクミさんには家族がいるじゃない。そんな関係はもう嫌。私は私らしくありたいの」
「だからちゃんと君との将来のことも考えてるって‥」
「嘘。私が何も気づいてないとでも思ってたの？私のことなんて最初から『呼べばすぐ来る都合のいい女』としか思ってなかったくせに」

痛いところを突かれたせいか、その一言でタクミさんの態度が一変した。

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