今日:4 hit、昨日:0 hit、合計:13,646 hit
小｜中｜大
12 ページ12
セフン君のリードでキスは少しずつ熱を帯びていく。やがて侵入してきた舌にも、この前みたいに驚くことはなかった。
頭の芯が痺れるような感覚と、壊れそうな勢いで高鳴りっぱなしの心臓。無意識にセフン君の腕を掴むと、私の手を探し当ててきゅっと握り返してくれた。
それがますますお互いの気持ちを高揚させたみたい。
そこから一気に激しくなるキス。それと同時に、セフン君の空いている方の手が私の服の裾から忍び込んできた。
背中を撫でるひんやりとする指先の感触。
もしかしたら私達、このまま先に進んじゃう感じなのかな？まだちゃんと告白の返事もしてないのにこういうのはよくないよね‥
この官能的な状況下でそんな理性が残っていることに少し驚くけど。そんな思いとは裏腹に、お互いを求め合って深くなる一方のキス。
そして、背中から体の前面へと徐々に移動する彼の指先にどきっとする。それなのにくすぐったくて心地いい、不思議な感覚‥
この先起こりうるコトを考えると、自然と体が熱くなった。
‥やばい。気持ちいい。
もう告白の返事とか‥そんなことはどうなってもよくなってきた‥
そう思った時‥
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 72人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：タンザナイト | 作成日時：2020年11月11日 20時
