Lovely Days～EXOと過ごした日々～7 (ページ2)

今日:25 hit、昨日:0 hit、合計:13,667 hit

2 ページ2

タクミさんにも手料理を振る舞ったことはあった。でもどんな誉め言葉をもらっても、所詮は奥様の作る手料理には敵わないなわけで。誉められて嬉しい反面、虚しい気持ちで一杯になったっけ。

‥もう終わったことだけど。

「はいどうぞ。熱いから気をつけて」
「ありがとう‥」

テーブルに置かれたマグカップ。
様々な考え事で頭が一杯になり、注意がおろそかになっていた私は、熱々のカップを手に取ると冷ますことなくぐいっと飲んでしまい‥

「熱っ！」
まんまと唇を火傷してしまった。

「大丈夫ですか！？」
セフン君は慌てて私の手からカップを取り上げる。

「ちょっと見せてください！あぁ、赤くなってますね‥痛いですか？」
「いたーい(泣)ひりひりするー‥」
「もぅ‥だから気をつけてって言ったのに‥冷やした方がよさそうですね。ちょっと待っててください」

セフン君はキッチンに走っていくと、袋に手早く氷を詰めて戻ってきた。