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男はそんなもん 須永side ページ3

甲斐に気付かれていたかはわからないが、殴られる理由としては十分だろう。






覚悟を決めている俺を見て不安な表情を浮かべる光永たち。






不安というか、諦めだな…







その時だった。







甲斐「べつに殴んねぇよ」







俺には、甲斐からの許しの言葉が聞こえた。(べつに許したわけではない。ただ、殴らないだけ)








「「え…」」と言葉を失う6人。








甲斐「その代わり約束しろ!金輪際、アイツに手ぇ出すなよ!妙な真似したら許さねぇからな!」







甲斐の言葉に「「わ、わかった」」と頷く光永たち。








あの甲斐が誰も殴らないとは…








中尾はいったいなんて説得したんだ??








これでよし、って顔してる中尾にこそっと聞く。







須永「お前、甲斐になんて言った?」







中尾「いや、何も」







須永「?」







頭にはてなを浮かべる俺を無視して美術室に戻る中尾。







この謎は永遠に解けないだろう


























*廊下にて*






NO side









中尾「お前さ、なに焦ってんだよ」







中尾の言葉に甲斐はさらに機嫌を悪くする。







甲斐「あ?焦ってねぇよ」







甲斐の態度に苦笑した中尾は、甲斐を煽るような口調で言った。







中尾「橘はお前の女だろ?見せつけるくらいじゃないとなー」








甲斐「は…?」








中尾の言葉に驚きを隠せない甲斐。









そんな彼を見てため息をつく中尾。








中尾「だから、みんなが羨ましがるものをお前は持ってんだからもっと余裕持てっつってんだよ」








甲斐「……」








甲斐は何かを考え込むように俯いた。







中尾「あ、あと簡単に人を殴るなよ?お前の彼女が悲しむぞ?」







甲斐「うっせぇな、わかってる…」







こうして中尾は甲斐を説得させたのだ。








中尾「…にしてもやっぱり、"なる"よな」








肩を竦めた中尾に甲斐は驚き、瞬きを繰り返した。







甲斐「は、お前も?」








中尾「あぁ」








男ってそんなもんだろ、と中尾は呆れ気味に言った。







彼も大好きな彼女を想像し、身体が反応していたのだった。

欲と葛藤 隼人side→←ぶっきーよりも怖いもの(?) 須永side



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美紀 - 移行おめでとです最近暑いけど熱中症に気を付けてくださいね更新大変だと思うけど頑張ってください応援してます (2019年9月3日 12時) (レス) id: a31ea93868 (このIDを非表示/違反報告)
マドレーヌ(プロフ) - とても面白いです!更新頑張って下さい! (2019年6月30日 18時) (レス) id: c84dba5333 (このIDを非表示/違反報告)
ひろ - 凄い面白いです。続き楽しみです! (2019年6月1日 0時) (レス) id: f491a92039 (このIDを非表示/違反報告)
コロ(プロフ) - しおらんさん» ありがとうございます!そう言っていただけるとうれしいです!更新頑張りますね! (2019年5月6日 17時) (レス) id: 6ea8ed7bc9 (このIDを非表示/違反報告)
しおらん(プロフ) - 凄く面白いです!完結までもう少しですね!甲斐がかっこよすぎて最高すぎます!更新頑張って下さい! (2019年5月6日 14時) (レス) id: 097333551a (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:コロ | 作成日時:2019年4月20日 12時

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