・(訂正あり3/29) ページ40
隼人「そろそろ寝ないとまずいな」
「…うん」
いつの間にか時刻は0時を過ぎていた。
隼人「教室戻るか」
隼人くんが私の手を繋いで歩いたとき、
「…っ」
右足に痛みを感じた。
そう言えば、さっきも痛かったな…。
いろいろありすぎて忘れてたけど。
ふたりで教室に戻って、私は唯月の側に、隼人くんは石倉くんたちのところに座る。
唯月が寝返りをうったのか、落ちていたブランケットをかけ直してやる。
そして、私もブランケットをかけて目を閉じる。
頭に浮かぶのは、隼人くんの優しい笑顔。
それから、
"……好きだ"
耳元で囁かれた言葉。
あぁ、だめだ…
眠れる気がしない。
しばらく目を閉じたままでいると、
隼人「なぁ、A、起きてるか…？」
と隼人くんの小さな声が聞こえた。
なんとなく返事をするタイミングを逃してしまい、静かに続きを待ってみる。
隼人「……起きてるよな」
「う、うん、なに？」
隼人「ちょっと、こっちこい」
どうせ、眠れないし…
と思って起き上がり、隼人くんの側に行く。
「どうしたの？」
そう聞くと、隼人くんは近くの椅子に座るように促した。
隼人「足、見せて」
「…はい！？」
あ、足を見る、だと！？
隼人「いいから、右の靴脱いで足出せ」
戸惑いながら靴を脱ぐと、また痛みを感じる。
隼人「やっぱりな。お前、右足ケガしてる」
よく見ると、右足の裏に小さな破片が刺さっていて、そこから血が出ていた。
たぶん、ロッカーが爆発したときに踏んだと思われる。
「だ、大丈夫だよ、このくらい」
隼人くんを心配させたくない一心で無理やり笑顔を浮かべる。
隼人「はぁ…、大丈夫なわけねぇだろ、手当てするぞ」
隼人くんが、お昼に使って置きっぱなしにしていた救急箱を後ろから持ってくる。
「隼人くん、本当に大丈夫だから！」
おおげさだよ。と言おうとした口は隼人くんの唇に塞がれた。
隼人「お前が大丈夫でも俺が大丈夫じゃねぇから。……強がんなよ、お前の唯一、悪いとこな」
隼人くんは優しく笑って、消毒した足に包帯を巻いてくれる。
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コロ(プロフ) - 美紀さん» コメントありがとうございます！そう言っていただき嬉しいです。私も甲斐くんが好きすぎてやばいです、3Aロス…。 (2019年3月29日 16時) (
レス) id: 6ea8ed7bc9 (このIDを非表示/違反報告)
美紀 - 甲斐隼人君と翔君と蓮君と海斗君と賢君大好きなのでドラマ終わったからロスです最高です (2019年3月29日 15時) (レス) id: a31ea93868 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：コロ | 作成日時：2019年3月24日 16時
