【3年A組】キミのひみつ

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［回想］




階段をかけ降りて、昇降口で靴を履き替える。








時間短縮のため中庭を通るとそこには、









「すごい…」









かっこよく、キレッキレのダンスを踊るクラスメイトの姿があった。









思わず呟いてしまった私の声に彼等が振り返る。









「あ…」








石倉「あれ？たしか同じクラスの…」








「えっと、」








うまく口がまわらずにいると、彼等の中で1番輝いていた彼が私に目を向ける。









隼人「橘Aだろ」









「っ！！」









その瞬間、私の中で何かが弾けた。









これは世に言う、「一目惚れ」というやつなのだろうか。









「かっこいいです！！！」









気が付けば、口から出ていた言葉。









彼は一瞬、驚いていたけど、









ニカッと笑って、









"ありがとう"









と言った。

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