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「はぁ。なんで目黒くんと一緒なんだろ…」
目黒「ふはっ、Aさん、心の声出てますよ。」
「え！あ、っごめん、！」
お目当てのケーキ屋さんに着いたものの、隣には何故か楽しそうな目黒くんが居て。
平日夜のケーキ屋さんに並ぶ男女って、カップルみたいでは…？
変に期待させたくないのに、断りきれない自分が情けない。
目黒「Aさんの好きな苺、今フェアやってるみたいですよ。」
私の好きなものの話、したことあったっけ？
目の前には目黒くんが言った通り、苺がふんだんに使われたパフェやサンドイッチ、ショートケーキにタルトまで並ぶメニュー。
目黒「何にします？」
「うーん、どれも美味しそうだよね…。ショートケーキか苺タルトか…。あぁでも、、！やっぱり、ショートケーキかなぁ。」
目黒「んはは。…じゃあ、俺は苺タルトにします。」
「…私の意見に流されてない？」
目黒「いいんですよ。だってAさん、タルト食べたいでしょ？」
「それは、そうだけど…」
目黒「うん。だから、どっちも食べましょ。」
当たり前みたいにそう言って笑って、スマートに店員さんに注文を伝える目黒くん。
いつだかのお昼休みの時のように、周りの女の子たちがそんな目黒くんに視線を向けている。
目黒くんって、改めてよく見ると本当に整った顔をしてる。
身長も高くて、スタイルも良くて、今着ているスーツも身につけているカバンや時計もオシャレで…
目黒「ん？俺の顔に何かついてます？」
「あ、いや。なんか、目黒くんって、かっこいいとこばっかりだなぁって。」
目黒「っ、」
パッと口元に手を添えて、じーっと私を見つめる目黒くんの顔は、少しだけ赤く染まっている。
目黒「…Aさんって、直球ですよね。」
「え！？いやいや、目黒くんの方が直球だよ？それに、かっこいいなんて女の子から言われ慣れてるでしょう？」
目黒「あのさ、俺だって普通に、好きな子に面と向かってかっこいいって言われたら照れますからね？」
「え、あ、、ごめん？」
目黒「ふは。うん、ちゃんと反省してください。あ、でももっと言ってくれてもいいですけどね。」
"かっこいい"って言葉一つで「はぁー。あっつ」って言いながら手をパタパタとさせて顔を仰ぐ目黒くんは、なんだか今までにない年下らしさが垣間見えて、ちょっとかわいかった。
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たぬ(プロフ) - 塩さん» 胸が暖かくなるやさしいコメントをありがとうございます。まだまだ上手く書けないですが、これからも楽しんで頂けるようがんばります！読んでくださりありがとうございます。 (2月23日 20時) (
レス) id: dc32266bd7 (このIDを非表示/違反報告)
塩 - ふわふわしてて可愛らしくて、綺麗な文でつくられているのでとても好きな作品になっています𓈒𓏸これからの展開も楽しみにしています…！ (2月21日 22時) (レス) id: 2759139232 (このIDを非表示/違反報告)
たぬ(プロフ) - 翡翠さん» 続きを楽しみにして下さり、コメントもありがとうございます！泣いて下さるなんて、申し訳ない気持ちと嬉しい気持ちがせめぎ合っています。笑 続きも楽しめますように。 (2月13日 2時) (レス) @page40 id: dc32266bd7 (このIDを非表示/違反報告)
翡翠(プロフ) - 切なすぎて泣きながら読みました笑 続きが楽しみです (2月11日 22時) (レス) id: 6c0d9e0967 (このIDを非表示/違反報告)
たぬ(プロフ) - もぐさん» ご感想ありがとうございます。この作品が面白いのか私自身分からなくなってきていたのでそう言って頂けるととても嬉しいです。素敵な応援をありがとうございます。更新頑張れそうです…！ (2023年2月24日 22時) (レス) id: dc32266bd7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：たぬ | 作成日時：2022年11月27日 15時
