私にも守れたら (ページ36)

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33話ページ36

翌日

任務は珍しく朝一からという鬼畜ゲー。まあゲームじゃないんだけどさ。

いつもはボーダーと提携していないうちの学校に配慮し、平日のみ学校のあとの夜にシフト(防衛任務)を入れてるんだけど、今回は都合が合わなかったらしい。

あ、今日日曜だ

てか、ネイバーって朝から出たっけ…？夕方にしか出ないみたいなやつじゃなかったっけ…？？
　

そう思いながら任務先へ向かった

＿＿＿＿＿＿＿

「何でいるの」

「うわ言い方悪うっざ」

「キモいくらい早口だね。あとぼく先輩」

「チッ」

「何おまえ」

「落ち着けお前ら。会って早々喧嘩するな」

任務先に着いた途端これだよ。もう何こいつ誰だよ……菊地原だよ。風間さんと歌川先輩は大好きだけど菊池原さんは…まあ、ね。

目があった瞬間罵られ、今一方的に傷つけられています。

何故あいつはいつもぐちぐち言ってくるんだろう。

私の心の声が菊地原のサイドエフェクトで聞こえたのかな？？

「思いっきり自分で言ってたじゃん。やっぱ馬鹿だね」

「…知ってました？馬鹿って言ったほうが馬鹿らしいですよ」

「ふーん。じゃあそれ誰が言ったの？偉い人？内閣総理大臣？どっかの国の女王？？大統領？？」

「んなわけ無いじゃん貴方アホデスカ？」

「じゃあ誰が言ったの？言ってみなよゴミちゃん」

「んー、城戸司令かも。てか黙れカス」

「お前ら、喋ったあとに2文字の悪口言うのやめろ。はあ……そろそろいい加減にしないと、もうすぐ風間さん来るぞ」

…と、菊池原さんとラップのごとく暴言の嵐のような口喧嘩を繰り広げていた私達。ついに歌川先輩のお叱りをウケちまいました。

いがみ合いヒートアップ……。

「そういや、風間さん何でいないんですか？」

「ああ、なんか会議が長引いてるそうだ」

「ホント、早く来てくんないかな〜。そうじゃないと終わんないからずっとコイツといなきゃいけないじゃん」

「ん？風間さんの悪口は許しませんよ」

「お前に言ったんだよ」

「やめろって！お前らマジで！てか、もう喋るなお前らホントに喧嘩しかしないだろ」

「そうですよ菊池原パイセン。もう黙っててくださいね」

「無理だけど。お前は息もしないでね」

「方向性違うからそれ。鬼畜すぎる。鬼畜原パイセンだ…」

「…歌川、そろそろコイツ脳天カマしていいよね？」

「…お前ら、歌川を困らせるな。俺がいなくても任務に集中しろ」