私にも守れたら (ページ13)

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11話ページ13

「わ、キューブめっちゃ入ってる。何人食べたんだろ…」

さっさとラービットを倒し、お腹をこじ開けてキューブを取り出していく。さっきのラービットはかなり暴れまわっていたらしく、大量のキューブが出てきた。

「これでいいのかな…？」

キューブを集め、袋に入れ、さて次のトリオン兵を倒しに行くぞと立ち上がる。

トリオン兵を探してグラスホッパーで跳び回っていると、チラチラと見たことのある人達が戦っているのが伺える。あれは嵐山さんたちかな。嵐山さん達なら大丈夫だろうと思い、跳び続ける。

お、トリオン兵みっけ。

またもや新型が暴れているので、それに対応しているB級隊員を助けに行く。

数分後、
さっきと同じようになんなく倒し、腹をこじ開けてキューブを取り出し、袋に入れる。丁度一杯になってきたので、側にいたB級の人に袋を本部へ持っていくように頼み、またトリオン兵を探しに行った。

にしても、慣れてきたのかトリオン兵を倒すのか早くなっている気がする。
これが成長か…としみじみ感じていると、またもやトリオン兵を見つけたので、孤月を抜き、トリオン兵の目に切りかかった。

数分後、またトリオン兵を倒し、捕まったキューブ達を取り出す。最早テンプレートと言えるほど同じなので、さっさと終わらせ、次の場所へ向かう。
けど、そろそろ飽きてきたな…。人型近界民とか出ないかな〜……なんちゃって。いくら飽きたとは言え、強い人はお断りだね。

大人しくラービット探そう…。でも今更すぎるけど走り回るのは効率が悪いから、上から探そうと思う。
考え立つと同時にグラスホッパーを起動し、高すぎず低すぎずのいい感じの建物の上に行き、トリオン兵を探す。

…ん？何、あれ。

私がいる位置よりちょっとだけ高い建物からワープの様なものが現れ、人とちっちゃい魚みたいなのうじゃうじゃ出てくる。
しかも、お腹や足が所々削れ、トリオンも漏れている。
てか、よーく見たら黒い…角？が生えてる…。
あ、あれまさか人型近界民…？

けれど向こうは私には気付いておらず、一点をじっと見下している。

そこに誰かいるのかと思い、ちらりと見てみると、キューブを持った三雲くんと黒い炊飯器みたいなのがいた。なんだあれ。

すると突然人型近界民が三雲くんの方へ、空中を泳いでいた小魚たちを飛ばした。

何の攻撃なのか全く分からないので、ヤバくなったら出ようと思いながら少し観察をする。