ごーお ページ5
「そう言えば。今日センラから何か言われなかった??」
オレンジジュースの入ったコップをドヤ顔で揺らしながら、渉くんは聞いてきた。
……オレンジジュースでも様になってる。イケメンめ。
『千羅くんから??何も…??』
あっそ、ならいいんだけど。とぶっきらぼうに返事を頂いた。なんだ、さっきまでべたべたしてしつこかったくせに。
そう思いながらも、ツンデレ代表可愛いな天使かななんて考えてしまう。うっかり。
『あ、お腹すいた。』
そういえばご飯食べてなかった、と思い出してグラタンでも作ろうかなーとキッチンへ向かった。……あれ、渉くんもついてきてる。
『んん??どーしたの??』
「俺も食べる。」
『ごめん、まだ食べてなかったんだ。』
「俺が勝手に待ってただけだからいーの。」
また後ろから抱きつかれた。今度はそのまま歩いていく。
うーん、歩きづらい…
よちよち歩いているので、きっと他の人から見たらペンギンの兄妹だろう。……あ、そんなことない?ペンギンでは無いか、うん、うん。
「髪結んだげる。ゴム貸して。」
ん、と緑色のゴムを渡した。
「ふふ、緑だ。」
ぼそっと呟いて、器用に私の髪を束ねる。手ぐしだけどちゃんと綺麗にとかしてから、結んでくれた。…流石、手慣れてる。
「Aは、緑が一番似合ってるからね。」
『うん?』
「緑は俺だから、お前には俺が一番似合ってるって事。」
さらっと格好いいこと言ってそっぽ向く。耳がほんのり紅くなっているのが見えた。
………ずるい。
『そんな事言われたら惚れちゃう!!!!!』
ぺしぺしぺしｯｯｯと背中を叩く。
「えー、惚れてよ。」
ぺしぺしと頭を叩き返される。
こんな茶番してたら多分一生作り終わらないから、とっとと食べてゲームしない?なんて案を出した。
渉くんは素直に乗ってくれたけど、ゲームしないで寝ちゃうよね。さっきから眠そうにしてるし、隈も出来てたし。
取り合えずグラタンのソースを作るために、渉隊員に鶏肉と人参とじゃがいも、ほうれん草を出して下さいと命令を下した。
渉くんは『はい隊長!!』と素晴らしい返事をして全て出してくれた。
可愛かったのでポッケに忍ばせておいたスマホで録画しておいた。
わたるs'キッチンが始まる予感。
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ぽにょはふねをおいかけている - 三度の飯より華声が好きさん» 間違えてました!!!直ちに修正致します。(ご指摘ありがとうございます)これからも読んで貰えると嬉しいです＾＾; (2018年12月3日 19時) (
レス) id: 3949c433dc (このIDを非表示/違反報告)
三度の飯より華声が好き(プロフ) - 楽しく読ませていただいてます！失礼かもしれませんが、じゅーろく話で大阪人と書いてありますが、坂田さんは大阪ではなく、兵庫出身の方です。一応直さないとって思ってすみません、、、 (2018年12月2日 23時) (レス) id: af24b820c6 (このIDを非表示/違反報告)
ぽにょはふねをおいかけている - 優帆さん» コメントありがとうございます!!作品気に入って貰えたみたいで嬉しいです!これからも見てやって下さい!! (2018年11月30日 18時) (レス) id: 3949c433dc (このIDを非表示/違反報告)
優帆(プロフ) - コメント失礼します〜！この作品大好きです。更新頑張ってください！！ (2018年11月29日 19時) (レス) id: e9cc48fd0c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ぽにょはふねをおいかけている | 作成日時：2018年11月25日 15時
