じゅーなな ページ17
「……………ねぇ、なんで坂」
「うっらさーん!!!!」
「話を遮るな。何故お前が居る。」
「うらさんに、会いたくて……会いに…来ちゃった。」
「きも」
えぇー酷いようらさーん、とぎゅうぎゅう抱き付く。(ちなみに渉くんはとても迷惑そうな顔をしている)
寒いから早く焼肉屋さんの中に入りたい。
それだけじゃなくて中からお肉の良い匂いが漂っているからだ。お腹空いたんだよ此方は
『早く入ろ、』
「そうだ。坂田、話はそれからだ。」
むすーっとした顔。
『チベットスナギツネ……』
「A、聞こえてるからな。」
Aなら許すけどねー、とさっきの表情から一転柔らかい笑顔に。
俺は……?と子犬の様な表情の優くんを無視し、ずんずんと中に入っていく。
もうだめだ……ここで私は飢え死にするんだ……
そんなくだらない(?)事を考えつつ、お店の人に案内された奥の方の個室へ進んでった。なんでだろ、と今更ながらに考えたら、このお二人はうらさかでした。
有名人は大変だなー普通の席で食べれないのか。
決して嫌味では無い。決して。
私が奥の方に座ると、その隣に渉くんが座る。そうすると必然的に優くんが私の目の前に座って、優くんの隣は荷物置きと化した。
個室なんだから、壁際に寄せれば良いのに。言おうと思ったが止めた。
特に理由は無い。
アイパッドで注文する(送信する)タイプのお店なので、一番に優くんがそれを取った。
「注文するのは良いけど、質問にも答えてね。何でちゃっかり来てんの?」
「僕も行く言うたらAも許可してくれたから!!あ、サラダどれ?」
「……これ。坂田とAは何処で会った?」
「駅ー。あ、お手拭きどーぞ。」
末っ子さんは中々に気が利く。お手拭きもちゃんと渡してくれる(ほとんど投げてる)し、注文も率先してくれる。
しっかりしてるのに放って置けないのは、やはり少し抜けてる所があるだろう。
今だってほら、
危機感も無しに網の上に腕を浮かせてアイパッド見せて……ん?
『優くん?腕』
「え何??あ、……あつ」
えええええ!?!?
渉くんも目見開いて驚いてるよ!?いつもの1.4倍位開いてるよ!?!?
無事で何より。でも前言撤回。やっぱりこの子はしっかりしてないかもしれない。
そして間違いなく強い。
「うらさん、他に質問は?」
「お前腕焼肉になってない?」
「誰がハンサムだよ〜」
「薫製にしてやろうか。」
…仲良しだね。
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ぽにょはふねをおいかけている - 三度の飯より華声が好きさん» 間違えてました!!!直ちに修正致します。(ご指摘ありがとうございます)これからも読んで貰えると嬉しいです^^; (2018年12月3日 19時) (レス) id: 3949c433dc (このIDを非表示/違反報告)
三度の飯より華声が好き(プロフ) - 楽しく読ませていただいてます!失礼かもしれませんが、じゅーろく話で大阪人と書いてありますが、坂田さんは大阪ではなく、兵庫出身の方です。一応直さないとって思ってすみません、、、 (2018年12月2日 23時) (レス) id: af24b820c6 (このIDを非表示/違反報告)
ぽにょはふねをおいかけている - 優帆さん» コメントありがとうございます!!作品気に入って貰えたみたいで嬉しいです!これからも見てやって下さい!! (2018年11月30日 18時) (レス) id: 3949c433dc (このIDを非表示/違反報告)
優帆(プロフ) - コメント失礼します〜!この作品大好きです。更新頑張ってください!! (2018年11月29日 19時) (レス) id: e9cc48fd0c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ぽにょはふねをおいかけている | 作成日時:2018年11月25日 15時