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じゅーいち ページ11

千羅くんのかっこよさに惚れ惚れしつつ、やっとついた会社。

途中でさっきの感触を思いだし気分が悪くなって一度降りたので、千羅くんも揃って遅刻になってしまった。

一緒に謝りに行こうか、と提案する千羅くんはイケメンそのもの。

昨日の意地悪な千羅くんは何処へやら?って感じで。ちょっと、好きになってしまいそうで怖い。

エレベーターには二人きり。いつもにこにこな上司でも今日は黙ってないかも……と想像して腕に鳥肌がたつ。

「まぁ、事情説明すれば大丈夫やろ」

と私と正反対で案外余裕そうな千羅くん。

まぁ眼鏡かけたがみがみうるさい男では無く…寧ろめちゃくちゃ綺麗な女の上司だ。分かってくれるよね、そうだよね。

「てかさ、俺がAの事助けたってうらたんに言ったら俺崇められるんやない?」

『一週間位は無駄に優しいかも?』

「一週間??えっそんな少ないん????」

えぇー、とアホ面。イケメンなのに勿体無い。ちょっと変顔しているのがムカつくが、あははと笑ってしまう。

「良かった〜〜やっと笑ったやん。」

千羅くんが丁度そう言った時に私達の仕事場の階についた。

和気あいあいとした社員達。まさかこんな平和そうな会社が平気で部下に残業投げつけてくる会社だとは、人目見ただけじゃ誰に分からないだろう。

私を先頭に上司が待つ席へ。

「あ〜、折原くんと雛野ちゃんやっと来た。遅刻だけど、言い訳をどうぞ。」

『ちょっと、痴漢にあいまして……千羅くんに助けて貰った次第で………ございます』

何故か凄い丁寧になる言葉。さっきまでひしひしと怒りが伝わってきたが、最後まで言い終わると『なーんだ』とかつまんなそうに言った。

「てっきりいちゃいちゃして遅れたのかと思ったわよ〜。その場合折原くんをシバいてたわね。」

「僕ですか〜〜!?」

なんでですか……とぶつぶつ呟きながら千羅くんは自分のデスクへ歩いていった。それに私もついていこうとすると、待って、と呼び止められた。

「社長が呼んでたわよ!!」

『えっ……もしかして……………』

「そうかもしれないわ……」

『クビですか……』

「嫌だわ、違うわよ」

とっとと社長室に行って来なさい、と背中を叩かれた。

何で社長がここに居るんだろう。てかここって社長室あったんだ。社長いつもここに滞在してる訳じゃ無いのに。

…てか何言われるんだろう。


心の奥で、なんとなく分かっている自分が居た。

じゅーに !→←じゅーう



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ぽにょはふねをおいかけている - 三度の飯より華声が好きさん» 間違えてました!!!直ちに修正致します。(ご指摘ありがとうございます)これからも読んで貰えると嬉しいです^^; (2018年12月3日 19時) (レス) id: 3949c433dc (このIDを非表示/違反報告)
三度の飯より華声が好き(プロフ) - 楽しく読ませていただいてます!失礼かもしれませんが、じゅーろく話で大阪人と書いてありますが、坂田さんは大阪ではなく、兵庫出身の方です。一応直さないとって思ってすみません、、、 (2018年12月2日 23時) (レス) id: af24b820c6 (このIDを非表示/違反報告)
ぽにょはふねをおいかけている - 優帆さん» コメントありがとうございます!!作品気に入って貰えたみたいで嬉しいです!これからも見てやって下さい!! (2018年11月30日 18時) (レス) id: 3949c433dc (このIDを非表示/違反報告)
優帆(プロフ) - コメント失礼します〜!この作品大好きです。更新頑張ってください!! (2018年11月29日 19時) (レス) id: e9cc48fd0c (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ぽにょはふねをおいかけている | 作成日時:2018年11月25日 15時

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